マウスコンピューターは、第2世代のRyzenプロセッサー「AMD Ryzen 7 2700X」と、ハイスペックグラフィックスカード「NVIDIA GeForce GTX 1080」を搭載したゲーミングデスクトップPC「NEXTGEAR-MICRO am540PA2」が登場した。

「AMD Ryzen 7 2700X」はAMDのRyzenシリーズの第2世代にあたるプロセッサー。「ZEN+」と呼ばれる新アーキテクチャーを採用し、GLOBALFOUNDRIESの12nm LPプロセス技術で製造。基本クロック3.7GHz、最大ブーストクロック4.3GHzと従来より高いクロック周波数で動作し、ゲームだけでなく、クリエイティブ系アプリケーションも快適に動作するパフォーマンスを実現している。

  • マウスコンピューター「NEXTGEAR-MICRO am540PA2」

    マウスコンピューター「NEXTGEAR-MICRO am540PA2」174,800円(税別)~

  • 8コア16スレッドの「AMD Ryzen 7 2700X」は従来シリーズより高クロック化されており、ハイエンド3Dゲームや、「Premiere」「Photoshop」「Lightroom」などのクリエイティブ系アプリケーションを快適に動作させられる

    8コア16スレッドの「AMD Ryzen 7 2700X」は従来シリーズより高クロック化されており、ハイエンド3Dゲームや、「Premiere」「Photoshop」「Lightroom」などのクリエイティブ系アプリケーションを快適に動作させられる

  • 「AMD Ryzen 7 2700X」の冷却には「AMD Wraith Prism Cooler」を採用。RGB照明で美しく輝くだけでなく、直接接触型ヒートパイプとファン・オーバークロック制御を組み合わせることで、冷却効率が向上しているとうたわれている

    「AMD Ryzen 7 2700X」の冷却には「AMD Wraith Prism Cooler」を採用。RGB照明で美しく輝くだけでなく、直接接触型ヒートパイプとファン・オーバークロック制御を組み合わせることで、冷却効率が向上しているとうたわれている

「NEXTGEAR-MICROシリーズ」はコンパクトなマイクロタワーシャーシが人気。小型ながら、大型のグラフィックスカードを2基搭載できる。ハイパフォーマンスながら置く場所を選ばないのも特徴だ。

「NEXTGEAR-MICRO am540シリーズ (B350)」には、「AMD Ryzen 7 2700X」を搭載する「NEXTGEAR-MICRO am540PA2」に加えて、「AMD Ryzen 7 1700」を搭載する「NEXTGEAR-MICRO am540BA3」、「NEXTGEAR-MICRO am540SA3」も標準構成モデルとして用意されている。主なスペックは下記の通りだ。

NEXTGEAR-MICRO am540シリーズのラインナップ
型番(価格:税別) CPU メモリ HDD グラフィックス
NEXTGEAR-MICRO
am540BA3
(79,800円)
Ryzen
7 1700
8GB 1TB GeForce
GTX 1050
NEXTGEAR-MICRO
am540SA3
(89,800円)
GeForce
GTX 1060
NEXTGEAR-MICRO
am540PA2
(174,800円)
Ryzen
7 2700X
16GB GeForce
GTX 1080

今回マウスコンピューターより最上位の「NEXTGEAR-MICRO am540PA2」を借用したので、スペック、使い勝手、パフォーマンスなどについてレビューしていこう。

「NEXTGEAR-MICRO am540 シリーズ (B350)」のパーツ構成を確認

前述のとおり、「NEXTGEAR-MICROシリーズ」はコンパクトなマイクロタワーシャーシを売りにしたゲーミングデスクトップPC。サイズはW196×D430×H417mm、重量は約9.6~10.2kg。

購入時には、CPU、CPUグリス、メモリ(8/16/32/64GB)、M.2 SSD(なし/256/512GB/1TB)、SSD(なし/120/240/480/500/960GB/1TB/2TB)、HDD(1/2/3/4/8TB)、光学ドライブ、カードリーダー、電源などをカスタマイズできる。

注意してほしいのは、標準構成モデルのストレージがHDDであること。第2世代Ryzenのパフォーマンスを最大限に生かすなら、256GB前後のSSDを搭載するといいだろう。また、グラフィックスカードを変更できない点にも気をつけよう。まずはグラフィックスカードで標準構成モデルを選んでから、CPU、メモリ、ストレージなどのパーツを決めるというのが購入の流れとなる。