拡張、接続用のインタフェースは、USB 3.0 Type-A×3、HDMI×1、D-sub×1、SDカードスロット、ギガビットイーサネット、ヘッドフォン出力、マイク入力を用意。USB Type-C端子は搭載されていない。
外部ディスプレイ接続時、HDMI端子では最大4K解像度(3,840×2,160ドット)、D-sub端子では最大フルHD解像度(1,920×1,080ドット)で外部出力できる。動画編集、画像編集などのクリエイティブな作業や、コピーアンドペーストを繰り返すドキュメント作成時には、マルチディスプレイ環境を構築すれば仕事がはかどるはずだ。
映り込みの少ないフルHD解像度のノングレアディスプレイ
「m-Book J350SN-S2-LTE」には、13.3型フルHDノングレア (1920×1080ドット、LEDバックライト)ディスプレイが採用されている。一般的な用途ならフルHD解像度で十分だ。もしデスクトップが狭く感じたら、「設定→システム→ディスプレイ」の「拡大縮小とレイアウト」の「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」を標準設定の150%から100%または125%に変更しよう。個人的には、13.3型ディスプレイでは125%の設定が最も使いやすいと感じた。
キーピッチ約18.75mm、キーストローク約1.5mm。打鍵感は良好
本製品のキーボードはキーピッチが約18.75mm、キーストロークが約1.5mm確保されている。キーストロークは少し浅めだが、剛性感があり気持ちよくタイピングできる。右側の一部キーの幅が広くなっているが、すぐに慣れるだろう。パームレスト部はヘアライン仕上げ風の表面処理が施されており、手脂などが目立たない。また耐摩耗性を向上させるためUVコーティング仕上げが施されているとのことなので、長く愛用しても外観の美しさは保たれそうだ。
気になるベンチマークスコアをチェック!
さて最後に本製品のパフォーマンスをチェックしてみよう。今回は「PCMark 8 v2.8.704」「3DMark v2.4.4264」「CINEBENCH R15」「CrystalDiskMark 6.0.0」でベンチマークを実施してみた。
PCMark 8 v2.8.704 | |
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Home Accelerated 3.0 | 3467 |
Creative Accelerated 3.0 | 4509 |
Work Accelerated 2.0 | 4547 |
3DMark v2.4.4264 | |
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Time Spy | 383 |
Fire Strike | 969 |
CINEBENCH R15 | |
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OepnGL | 37.78 fps |
CPU | 348 cb |
CPU(Single Core) | 65 cb |
CrystalDiskMark 6.0.0(SSD) | |
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Q32T1 シーケンシャルリード | 527.177 MB/s |
Q32T1 シーケンシャルライト | 467.897 MB/s |
4K Q8T8 ランダムリード | 97.928 MB/s |
4K Q8T8 ランダムライト | 296.896 MB/s |
4K Q32T1 ランダムリード | 97.605 MB/s |
4K Q32T1 ランダムライト | 133.920 MB/s |
4K Q1T1 ランダムリード | 14.595 MB/s |
4K Q1T1 ランダムライト | 68.085 MB/s |
今回マウスコンピューターから借用したのはCore i5搭載モデルだ。Core i7搭載モデルのほうがもちろんパフォーマンスは上だが、Core i5も4コア8スレッドのCPUだけに、一昔前のCore i7搭載モデルと同等のベンチマークスコアを記録している。総合ベンチマーク「PCMark 8」で、Home Accelerated 3.0が3467、Creative Accelerated 3.0が4509、Work Accelerated 2.0が4547をマークしているので、動画編集、画像編集ワークにも対応できるだろう。とはいってもクリエイティブアプリケーションの利用頻度が多いのなら、Core i7を搭載する「m-Book J370SN-S2-LTE」がオススメだ。
ストレージはSerial ATAIII接続のSSDとしては標準的なパフォーマンスだ。OS起動、アプリ起動に特にストレスは感じないが、とことんパフォーマンスを追求したいのならM.2形状 PCI Express x4接続のSSDを購入時のカスタマイズで選択しよう。たとえば「Samsung SM961」にアップグレードすれば、Q32T1 シーケンシャルリードは3000MB/s以上に向上するので、体感速度は間違いなくアップする。
シームレスにネットワーク接続を利用できる真のモバイルノートPC
より上位のCPUやストレージを選べば、もちろんそれに応じたパフォーマンスを享受できる。しかし「タスクマネージャー」などでCPU利用率を表示させておけばわかるが、PCでは常に最大限のパワーが活用されているわけではない。
その点、LTE(4G)通信モジュールを搭載したメリットはわかりやすい。スマホでインターネット共有機能を使っている方は多いと思うが、いちいちオンオフするのはやはり面倒。屋外でもディスプレイを開いたら、即メールチェック、情報収集できるのは、一度使ったら後戻りできないほど快適だ。格安SIMカードを利用すれば、毎月の通信コストも1000円前後と安価。これからモバイルノートPCを買うなら、LTE(4G)通信対応モデルを選ばない理由はない。
※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
型番 | m-Book J350SN-S2-LTE |
ディスプレイ | 13.3型フルHDノングレア液晶(1,920×1,080) |
CPU | Intel Core i5-8250U |
メモリ | 8GB PC4-19200 DDR4 SODIMM |
M.2 SSD | 240GB Serial ATAIII |
チップセット | - |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | Intel UHD グラフィックス 620 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN×1、 IEEE 802.11 ac/a/b/g/n対応無線LAN |
インタフェース | USB 3.0×3(左側面×1、右側面×2) |
サイズ | W324×D234×H22.5~25.0mm(折り畳み時) |
重量 | 約1.5kg |
バッテリー駆動時間 | 約8.1時間 |
価格 | 99,800円(税別)~ |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2018/5/1(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
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