ビジネスにおいて、プリンターは欠かせない存在。印刷を高速に行えれば、業務が円滑に進むだけでなく、従業員の働き方も改善される。しかし、スペースが限られるオフィスや店舗では設置場所が限られてしまうのもまた事実。そのような環境では、サイズは購入の第一条件となるだろう。
そこでうまれる「空きスペースに収まるコンパクトなサイズで、高速にプリントしたい!」というニーズを叶えてくれるのがブラザーの新製品だ。本稿では、2018年5月にリリースされたばかりのJustio(ジャスティオ)シリーズ新モデルから、オススメ2機種をピックアップして紹介したい。
必要な機能を厳選したスタンダードレーザー複合機「MFC-L2730DN」
「MFC-L2730DN」は、Justioのファクス付きモノクロレーザー複合機だ。デスクの上にも簡単に設置できるよう、サイズはW410×D398.5×H318.5mm(突起部除く)、重量は約11.8kgに抑えられている。ブラック一色のデザインは、まさにオフィス用をイメージしたものだろう。汚れも目立ちにくく、店舗のカウンター下などにも設置しやすい。
また最大50枚もの書類を迅速にスキャニングできるADF(自動原稿送り装置)を搭載しており、PDF作成など活用のシーンは幅広い。ファクスが付いている点も、ビジネスユーザーにはありがたいだろう。さらに「MFC-L2730DN」は、PCファクス送受信機能も完備。受信したファクスを本体の液晶画面で確認できる「みるだけ受信」も行える。ファクスの利便性向上や、社内のペーパーレス化を促進してくれるはずだ。
超コンパクトなレーザープリンター「HL-L2375DW」
「HL-L2375DW」は、印刷に焦点を当てたモノクロレーザープリンター。スキャナを内蔵していないぶん非常にコンパクトで、そのサイズはW356×D360×H183mm(突起部除く)、重量は約7.2kgだ。
新書と並べて比較してみても、高さ方向は、ほぼ同サイズ。これだけ小さいとラックに納めたり、サイドテーブルに置いたりと設置も自由自在だ。コンパクトながらも、自動両面プリントに対応しているのも注目のポイントだろう。また無線LANも標準で搭載しており、無線LAN環境がなくてもスマートフォンなどから直接プリント指示が出せるWi-Fi Directにも対応。小さな筐体に機能が凝縮された一台といえる。
2018年最新モデルの注目ポイントは?
コンパクトさが際立つ複合機とプリンターの2018年最新モデルだが、特に注目したいポイントは以下の3点だ。
次ページでは、それぞれの特徴を詳しくご紹介したい。