最近ではデジタル一眼カメラの普及でRAW現像を行う人も増えてきている。RAWファイルはJPEGに比べて情報量が圧倒的に多く、現像する際に露出や色調などを破綻が少なくきれいに補正することが可能だ。ただし、情報量が多いだけにファイル容量も大きく、スマートフォンやタブレット、対応していないPCでは表示できない、マシンに負荷がかかるといったデメリットもある。
また、このRAWをJPEGなどに変換するRAW現像には相当なマシンパワーを必要とするので、非力なノートPCだとストレスを感じてしまうかもしれない。その点、「DAIV-NG7620シリーズ」はマシンパワーも十分であり、快適な操作が見込める。実際、ここでは3台のノートPCで「Digital Photo Professional 4」(キヤノンのRAW現像ソフト)を使って100個のRAWファイルを現像し、どの程度の違いが出るかをテストしてみた。1ファイルあたりのサイズは25~28MBで、全部で2.58GBになる。
<テストに使用したノートPC>
・DAIV-NG7620E1-S5(Core i5-8400、メモリ8GB、SSD 512GB)
・m-Book F556BD-S2(Core i5-8250U 、メモリ8GB、SSD 240GB)
・所有ノートPC 2013年製(Core i5-4300U、メモリ4GB、SSD 240GB)
結果はDAIV-NG7620E1-S5が12分40秒で、モバイル用CPUを搭載したm-Book F556BD-S2が17分26秒となり、この時点で「DAIV-NG7620シリーズ」のパフォーマンスの良さがわかっていただけたと思う。試しに計測してみた所有ノートPCにいたっては35分23秒と、足元にも及ばない結果となった。製造が5年前というのもあるが、古いCPUにメモリ4GBでは現在のノートPCと比較してはいけないということだ。とにかく「DAIV-NG7620シリーズ」を使えば、RAW現像もストレスなく行えるわけだ。予算に余裕があれば、Core i7-8700や8700Kにすることでさらなる性能を手にすることもできる。