m-Book N シリーズには、15.6型フルHDノングレア(1920×1080ドット、LEDバックライト)ディスプレイが採用されている。画面解像度は141ppiだ。ノートPC用にはさまざまなサイズのディスプレイが用意されているが、目の負担を考慮すれば大きいに越したことはない。15.6型ディスプレイを搭載する本製品は、PC作業を長時間行っても疲れは少ないはずだ。

なお、ディスプレイ解像度は一般的な用途には十分だが、一部アプリケーションではウィンドウがはみ出してしまいボタンを押せないことがある。その場合は、「設定→システム→ディスプレイ」の「拡大縮小とレイアウト」の「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」を標準設定の125%から100%に変更すれば解決する。

  • ディスプレイは素直な発色。明るさも実用十分だ。表面処理がノングレアなので、照明などが映り込んでも文字や画像などが極端に見えにくくなることはない

    ディスプレイは素直な発色。明るさも実用十分だ。表面処理がノングレアなので、照明などが映り込んでも文字や画像などが極端に見えにくくなることはない

  • 文字やアイコン、アプリのサイズは、「設定→システム→ディスプレイ」の「拡大縮小とレイアウト」で変更できる。15.6型ディスプレイでは100%が個人的にはちょうどいいと思う

    文字やアイコン、アプリのサイズは、「設定→システム→ディスプレイ」の「拡大縮小とレイアウト」で変更できる。15.6型ディスプレイでは100%が個人的にはちょうどいいと思う

キーピッチ19mm、キーストロークは1.5mm

本製品のキーボードは、キーピッチ19mm、キーストローク1.5mm。テンキーが搭載されているが、「[」「]」などの一部記号キー以外は等幅にそろえられている。キーの配置は基本的に素直だが、「\」キーが「Z」キー の左側に配置されている。筆者はほとんど使わないので気にならなかったが、多用する場合は多少の慣れが必要そうだ。また、ホワイトLEDバックライトを内蔵し、暗い環境での作業時にも認識しやすいだろう。加えて、「Caps Lock」や「Num Lock」キーのオン状態で点灯するLEDは、タイプミス時にも気づきやすい。

キーストロークはやや浅く感じるが、剛性はしっかり確保されており打鍵感は良好。ただしタッチパッドがややストロークが深いので、クリック操作よりもタップ操作のほうが快適に操作できる。キートップ、パームレストは長時間使用していてもほとんど手脂が目立たなかった。定期的にクリーニングすれば長期間美しさが持続しそうだ。

  • キーピッチは約19mmが確保されており、またキーとキーの間に仕切りのあるアイソレーションキーボードが採用されている。「\」キーをカーソルキー左に配置したのは、できるだけすべてのキーを等幅にそろえるためだろう

    キーピッチは約19mmが確保されており、キーとキーの間に仕切りのあるアイソレーションキーボードが採用されている。「\」キーを「Z」キー左に配置したのは、できるだけすべてのキーを等幅にそろえるためだろう

  • キーストロークは1.5mmと少々浅めだが、剛性感があり打鍵感は良好だ。タイピング音も低めに躾けられており、よほど強くタイピングしなければ周囲の注目を集めることはない

    キーストロークは1.5mmと少々浅めだが、剛性感があり打鍵感は良好だ。タイピング音も低めに躾けられており、よほど強くタイピングしなければ周囲の注目を集めることはない

  • 本製品のタッチパッドは「Synaptics ClickPad」により実装されている。Windows 10の高精度タッチパッドには対応していないが、Windows 10で採用されたさまざまなジェスチャーはこのSynaptics ClickPadにより利用可能だ

    本製品のタッチパッドは「Synaptics ClickPad」により実装されている。Windows 10の高精度タッチパッドには対応していないが、Windows 10で採用されたさまざまなジェスチャーはこのSynaptics ClickPadにより利用可能だ