2モデルのスペックの違いを確認する
プロセッサはともに4コア8スレッドCPU。「STYLE-13FH053-i7-UHSVI」がCore i7-8550U、「STYLE-13FH053-i5-UHES」がCore i5-8250Uとなる。Core i7-8550Uは定格動作周波数が1.80GHz、ターボ・ブースト時には4.00GHzまで到達するため、処理能力が非常に優秀。Core i5-8250Uは定格動作周波数が1.60GHz、ターボ・ブースト時は3.40GHzまでとなり、2つのプロセッサでは、キャッシュの量も異なる。内蔵グラフィックスはともに、Intel UHD Graphics 620だが、バス幅と最大動作クロックに違いがある。これらの差がベンチマークでどのように表れるのかがポイントだ。
メモリとストレージを見ると、「STYLE-13FH053-i7-UHSVI」がDDR4-2400メモリを8GBと、NVMe対応のM.2 SSD 250GB+HDD 1TBのツインドライブを採用している。「STYLE-13FH053-i5-UHES」はDDR4-2400メモリを4GBに、240GBのSATA SSDという構成だ。2機種の違いは、こういったスペック面になる。
ベンチマークで2モデルの速度を比較
それではベンチマークでそれぞれの性能を比較していこう。Windows エクスペリエンス インデックス スコアを「WIN SCORE SHARE」で見てみると、CPUはスコア差が表れていないが、メモリ、グラフィックスには大きく表れている。また、体感差はそれほど大きくないが、プライマリディスクの値もやはりM.2 SSDが上だ。
Futuremarkの定番ベンチマークソフト「PCMark 10」新バージョンのExtendedでは、全体的に「STYLE-13FH053-i7-UHSVI」のスコアが優秀だ。メディアやコンテンツの編集を行いたいなら、Core i7搭載モデルを選ぶのが正解だろう。ストレージの速度を測る「CrystalDiskMark 6.0.0」では、NVMe対応M.2 SSDが圧倒的な高性能を見せる。
最新CPUを搭載した2機種、性能を求めるかコスパを求めるか?
デザインを刷新し、スタイリッシュなアルミボディとなったCoffee Lake-U搭載モバイルノートPC「STYLE-13FH053-i7-UHSVI」と「STYLE-13FH053-i5-UHES」。Core i5では、USB 3.0 Type-Cコネクタや100万画素CCDカメラを搭載。Core i7では、Thunderbolt 3コネクタ(Type-C)や200万画素Windows Hello対応カメラなど、最新のテクノロジーを網羅。来年度に向けて導入するモバイルノートにふさわしい仕上がりとなっている。
動作クロック周波数やストレージに違いがあるぶん、やはり絶対的な性能は「STYLE-13FH053-i7-UHSVI」の方が上。特に動画や音楽などの編集を行う際には待ち時間に差が表れるだろう。また、内蔵GPUの性能差も思いのほか現れた。
だがコア数自体はどちらも4コア8スレッドなので、一般的な利用において体感速度にそれほど違いがあるわけでもない。両モデルの価格はそれぞれ「STYLE-13FH053-i7-UHSVI」が114,980 円(税別)から、「STYLE-13FH053-i5-UHES」が84,980 円(税別)からとそれなりに大きい。絶対的なCPU性能を求めるのでなければ、後者をカスタマイズして購入するのもコストパフォーマンスがよさそうだ。性能をとるか、コスパをとるか、年末にモバイルノートを検討されている方は、じっくりと考えてみてほしい。
※上記モデル以外にも、Thunderbolt 3接続のGPU BOXが付属するものもあるので、詳しくは【パソコン工房の販売ページ】を確認してみよう |
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