"MVNOへの乗り換え"準備編!!
この場合、家族割引に関してはちょっと注意が必要なのだ。
というのも、キャリアでは契約の名義が異なっていても家族割引が適用できるが、IIJmioで家族割引を申し込む場合は同一名義にする必要があるからだ。
たとえば夫名義でIIJmioの家族割引を申し込みするとしよう。乗り換えで電話番号を引き継ぐためにはキャリアから転出のための「MNP予約番号」を発行する必要がある。この「MNP予約番号」は契約者の名義になっており、これをIIJmio側に提出することで電話番号をそのまま引き継げるのだ。
ところが、夫婦がそれぞれの名義のまま「MNP予約番号」でIIJmioへ移ると、前述したように名義が異なっているため家族割引サービスに加入することができない。
ではどうすればいいのか。
ようするにIIJmioへ乗り換える時点で“同一名義”になっていればいいわけだから、乗り換え前にまずキャリアの名義を夫か妻のどちらに統一すればいいのだ。そして、それから「MNP予約番号」を発行すれば、2人とも同じ電話番号を引き継いだまま同一名義でIIJmioへ乗り換えることができ、家族割引にも加入できる。
ただ、キャリアと契約した時期によっては、同じタイミングで乗り換えられないというケースも多いだろう。夫か妻、どちらかの2年縛りが先に切れるというパターンの場合はどうすればいいのか。
たとえば妻の2年縛りが先に切れるが、MVNOの名義は「夫」に統一したいとする。この場合、まず妻はキャリアを出る前に名義を夫のものに変更し、2年縛りが切れるタイミングで「MNP予約番号」を発行。そのまま「夫」名義で転出し、「夫」名義でIIJmioを契約するのだ。
こうすると残された夫の方も2年縛りが切れた段階で「MNP予約番号」を発行すれば、そのまま「夫」名義でIIJmioへ移って家族割引を適用することができる。
長々と書いたが、ポイントは“MNP予約番号を発行する前に名義を統一する”ことだけだ。
■MVNOへの乗り換え準備のポイント
・IIJmioで家族割引を契約する場合は同一名義にする
・キャリアで「MNP予約番号」を発行する
・縛りが切れる時期がバラバラの場合はまず代表名義に変更
・その後代表名義でIIJmioを契約
つまり……MNP予約番号を発行する前に名義を統一する!