寝る前のルーチンにするだけでも大きな財産に
――学生にも、D'z IMAGEを教えているんですか。
宮地先生:「D'z IMAGEに限らず、便利で役立つと思ったサービスは、学生や後輩の医員に情報共有することは多いですね。会員登録するかどうかは本人任せですが、D'z IMAGEはダーモスコピー学習に関しては一番まとまっていますし、無料で、しかも日本語で利用できるので紹介しやすいです」
――いつも、どういうタイミングで使っていますか?
宮地先生:「時間帯ですか? 寝る前が多いですね」
李先生:「私も使うときは、仕事が終わって家に帰ってからですね。病院の中では患者さんの対応をしていることが多く、なかなか見ている余裕がないです」
宮地先生:「パソコンを広げずに一日が終わることもありますから」
――そうなんですね。街のお医者さんに行くと、診療室のドクターの席ではパソコンがいつも起ち上がっている印象がありますが。
李先生:「カルテはもちろん書きますよ。ただ、そういうパソコンはネットに繋がっていません。それは、カルテなどの個人情報が誤って流出しないようにするためです」
――あ、そうか。スタンドアロンでしたね。
李先生:「そうです。カルテを記入するパソコンはネットに繋がらないので、D'z IMAGEは見られません」
――D'z IMAGEを操作していて、何か気が付くことや、もっとこうして欲しいと感じるところはありますか?
宮地先生:「私の場合、拡大縮小の操作に失敗することが多いです。ダーモスコピーの画面を拡大縮小するときに感度が高すぎて、マウスのホイールを回したときに一気に大きくなりすぎたり、小さくなりすぎてしまいます。もっとゆっくり拡縮してほしいです。画面左の『ZOOM』の『+』と『-』を押して調整すればいいのですが、別のアプリなどでホイールでの操作に慣れてしまっているもので…」
李先生:「私は検索機能を強化して欲しいです。現状、部位や色などで絞り込んだり、病名や解説の中のキーワードなどで検索できます。これはこれで大変便利ですが、AND検索やOR検索など、キーワードを組み合わせて使う検索子も使えると、もっと便利になると思います」
宮地先生:「あとは、プライマリーケアを行う総合診療医が本当にまずいものを見逃さないためのコンテンツがあると利用者が増えるのではないかと感じます。皮膚科の先生でも判断が難しいものを集めるコーナーではなく、肉眼では分かりづらくても、ダーモスコピー検査をすれば容易に気付くはずのものというのがありますので、それを総合診療医が見逃さないように訓練するコーナーです」
李先生:「皮膚科専門医のいない地域は地方にはたくさんありますからね。皮膚科じゃない先生が『これは皮膚がんじゃないか?』と見逃さずにチェックして、患者に『皮膚科に行って専門医の診察を受けるように』と指導するだけでも、皮膚がんの早期発見は増えると思います」
――最後に未だダーモスコピーを利用していない先生向けに、D'z IMAGEの使い方のアドバイスをいただけますか。
李先生:「D'z IMAGEはダーモスコピーの情報が一番まとまっているサイトで、学習コンテンツや画像のデータベースもあるので、これから皮膚科を目指す学生や研修医が学ぶには非常に良いと思います」
宮地先生:「皮膚科と言っても範囲が広いので、ダーモスコピーをあまり利用しない病院もまだまだあります。学生や医者になったばかりの先生の学習用はもちろん、これから活用を広げていきたい病院の先生や、独学で勉強されて知識にムラのできてしまった先生が学び直すのにもピッタリのサイトだと思います。先程も述べましたが、1日1回1~2分、寝る前のルーチンにするだけで確実に経験値が増やせるはずなので、ぜひD'z IMAGEで学んでください」
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