インタフェースは、USB 3.0 Type-A×3、HDMI×1、D-sub×1、SDカードスロット、ギガビットイーサネット、ヘッドフォン出力、マイク入力を装備している。HDMI端子では最大4K解像度(3,840×2,160ドット)を60Hzで、D-sub端子では最大フルHD解像度(1,920×1,080ドット)で外部出力が可能だ。一般的な作業であれば本製品が搭載している13.3型フルHDノングレアディスプレイでこなせるが、動画編集、画像編集などのクリエイティブな作業を快適に行いたいときは、HDMI端子経由で4Kディスプレイを接続しよう。

  • 本体天面にはヘアライン仕上げ風の表面加工が施されており、指紋などがほとんど目立たない。光沢感のあるホワイトの塗装もなかなかの質感だ

  • 本体底面はほぼフラットな構造だが、効率的な冷却のために各所に大きなスリットが設けられている。ステレオスピーカーが非対称に配置されているが、特にサウンドの聞こえ方に違和感はなかった

  • 本体前面やや左寄りには、電源ランプ、バッテリーランプ、ハードディスクアクセスランプ、機内モードランプが配置されている。ディスプレイを閉じている状態でもステータスを確認できるのは便利

  • 本体背面

  • 本体右側面には、ヘッドフォン出力、マイク入力、USB 3.0×2、D-sub端子、電源端子、ケンジントンロックが並んでいる。USB端子同士の間隔が従来モデルより広げられているので、サイズの大きいUSB対応製品を装着しても干渉しにくい

  • 本体左側面には、ギガビットイーサネット、HDMI、SDメモリーカードスロット、USB 3.0 Type-Aが並ぶ。USB 3.0 Type-A端子が左右に配置されているので、スマートフォンやUSBマウスを使いやすいほうに接続できる

必要十分なフルHD解像度、映り込みの少ないノングレアディスプレイ

m-Book J シリーズには、13.3型フルHDノングレア (1,920×1,080ドット、LEDバックライト)ディスプレイが採用されている。画面解像度に換算すると166dpi。一般的な用途には十分な解像度だ。ただ「Adobe Premiere Pro CC」など一部のアプリケーションでは標準設定でウインドーがはみ出してボタンが押せないことがある。そのような場合は、「設定→システム→ディスプレイ」の「拡大縮小とレイアウト」の「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」を標準設定の150%から100%に変更すれば解決する。個人的には13.3型フルHDディスプレイであれば、125%の設定がちょうどいいと思う。

  • ディスプレイは基本的には素直な発色だ。輝度も直射日光下でもなければ十分な明るさ。表面処理がノングレアなので、室内の照明の映り込みが最低限に抑えられているのはありがたい

  • 文字やアイコン、アプリのサイズは、「設定→システム→ディスプレイ」の「拡大縮小とレイアウト」で変更できる。13.3型フルHDディスプレイでは100%だと少々細かすぎるので、125%がオススメ

キーピッチ18.75mm、キーストロークはやや浅めの1.5mm

本製品のキーボードは、キーピッチ18.75mm、キーストローク1.5mm。キーストロークはやや浅めだが、打鍵感は良好。長時間のタイピングでも疲労感は少ない。右側の一部キーの幅が広いが、個人的には元々使用頻度の少ないキーなので特に気にはならなかった。パームレスト部は天面と同じくヘアライン仕上げ風の表面処理が施されており、また耐摩耗性を向上させるためUVコーティング仕上げとなっている。白いキートップも手脂が目立ちにくいので、長期間新品時の美しさが持続しそうだ。

  • キーピッチは約18.75mmが確保されており、またキーとキーの間に仕切りのあるアイソレーションキーボードが採用されている。手の長さ20cmの筆者でも快適にタイピングできた

  • キーストロークは1.5mmとやや浅めだが打鍵感は良好。パームレスト部のヘアライン仕上げ風の表面加工が手のひらに心地いい

  • 本製品は高精度タッチパッドに対応。Windows 10に実装されているすべてのジェスチャーを利用できる。今後アップデートで新ジェスチャーが追加されても、すぐ利用できる可能性が高い