深すぎて一言では語れません!
――お二人にとっての、ディズニー作品の魅力を教えてください。
ゆう どんな年齢の人でも、みんなが楽しめるところですね。それに、大人になってから観ると、子どもの時とは違った感情が沸いてきて、ひと味違った印象を感じました。
エリカ そこは私も同じですね。昔観た作品を今観たとしても、やっぱり魅力的で飽きずに観られる。昔は現代みたいな映像技術はなかったけれど、ストーリーや作品そのものに魅力があるんだろうなと思います。あと、私はやっぱり洋服が好きなので、衣装をみてしまいますね。
ゆう 分かる! 特に最近の作品は本当に映像が凄くて、布の毛羽立ちとかまでわかるんです。「あ、これは毛の感じからウールだろうな」なんて考えたりしますね(笑)。
――細かいところまで楽しめるのが、魅力のひとつですね。今回仮装していただいた『アナと雪の女王』については、どんな感想を持たれましたか?
エリカ 主人公が二人、それもプリンセスと王子様じゃなくて、姉妹のお話だということが特別ですよね。映画を観る前は、ふわっとした衣装のエルサが素敵だなと思ったんですけど、映画を観てからはアナのことも大好きになりましたね。
ゆう もう、深すぎてひと言では語れない! エルサが自分の境遇と重ねながらお父様の肖像画を見るシーンとかは……思い出しただけでグッと来てしまいます。最初に観たときと、何度も観たときと、その度に印象が変わっていった作品です。
キャラクターの設定がしっかりしていたことも良かったですね……やっぱり、短い時間では語りつくせないです(笑)。
実際に布を凍らせました
――今回の「アナ」と「エルサ」の仮装のポイントは?
ゆう エルサは、やっぱりマントですね。映像で観た時にものすごく衝撃的だったので、2次元から3次元にするためにはどうすればいいのか、色々と考えました。
――映像の美しさに衝撃を受けた人も多かったですよね。実際にはどのように工夫されましたか?
ゆう 実際に布を凍らせてみたんです。それで、氷の張り方や霜のつき方、ふわふわなのか、ガチガチなのかを確認してみたりして。映像でのキラキラ感も素晴らしかったので、それをどう再現するかも考えて試していきました。
例えば今日の衣装だと、四角いスパンコールがなかったので、フィルムに印刷をしてもらって、自分で四角く切ったんです。キャラクターと触れ合ったり、人と写真を撮ったりするときに近づくので、衣装に引っかからないよう角は全て取ってあります。そういう工夫に時間をかけるのが好きです。
――そんな細かいところまで! 他にも意識されたところはありますか?
エリカ 私はアナっぽく着こなすために、メイクを工夫していますね。アナは目が大きくてちょっと強気な感じなので、少し目尻を上げています。あと、私の衣装は既製品なんですが、肩の部分を合わせるために丈を詰めています。
ゆう 既製品で気になるのはサイズだと思うんです。例えば上半身がゆるい場合だと、脇の部分を縦向きに1本縫うだけでも、体型にフィットします。手縫いなら簡単に取ることもできるので、ぜひ試していただきたいです。
――ちょっとずつ挑戦していくのが仮装を楽しむコツかもしれませんね。
エリカ 既製品でもイチから作っても、仮装は楽しければそれでOKだと思います。ハロウィンイベントは、お祭りですから!