NEXTGEAR-MICRO im590 シリーズのパーツ構成を確認

前述のとおり、NEXTGEAR-MICROシリーズは、マイクロタワーシャーシを採用したゲーミングデスクトップPC。W196×D430×H417mm、約9.6kgとMASTERPIECEシリーズと比較して33%の体積が削減されているボディに、大型グラフィックスカードのほかに拡張カードも搭載可能だ。

直販サイトから購入する際には、グラフィックスカード(NVIDIA GeForce GTX 1050/1060/1070/1070 Ti/1080/1080 Ti)のラインナップを基準にモデルを選び、必要に応じてCPU(i3-8100, i5-8400, i7-8700,i7-8700k)、CPUグリス、メモリ(4/8/16/32/64GB)、M.2 SSD(なし/256/512GB/1TB)、SSD(なし/120/240/275/480/525/960GB/1TB/2TB)、HDD(500GB/1/2/3/4/8TB)、光学ドライブ、カードリーダー、ケース、電源などをカスタマイズしたり、周辺機器を同時に購入できるなど豊富なオプションが用意されている。予算に余裕があるなら、あとからリプレースするのが面倒なCPUクーラーや電源をアップグレードしておくのもよい。

  • 6コア12スレッドのCore i7-8700/8700Kはコア数が増えて、最大周波数が向上している。予算に余裕があれば、発熱対策のために「水冷CPUクーラー」(プラス7,800円)を選択しておこう。将来的にグラフィックスカードをアップグレードする可能性があるなら、電源も「700W 電源 ( 80PLUS GOLD )」(プラス7,800円)にカスタマイズしておくといい。電源を交換する際には、多くのケーブルをはずし、再びつなげる必要があるので、かなり難易度が高い

  • パッケージには本体以外に、ストレージ固定用のステー、ストレージ固定用のネジ、DVI-HDMI変換アダプタ、電源ケーブル、製品仕様書、ファーストステップガイド、サポートマニュアル、U-NEXTキャンペーンガイドが含まれている。ディスプレイ、キーボード、マウスは同時に購入可能だ

  • 本体前面。前面は全面メッシュ構造で、5枚のメッシュパネルが装着されている

インタフェースには、USB 3.0 Type-A×5、USB 2.0×4、グラフィックスカード(DVI-D×1、DisplayPort×3、HDMI×1)、マザーボード(DVI-D×1、DisplayPort×1 ※グラフィクスカード装着時は無効)、ギガビットイーサネット(1000Base-T/100Base-TX/10Base-T対応[RJ-45])、ラインイン、ラインアウト、ヘッドフォン(前面×1)、マイク入力(モノラル前面×1/背面×1)、PS/2 Mini DIN 6ピン(PS/2キーボード、マウス用)が用意されている。

  • 上部の5インチベイ、3.5インチベイは光学ドライブやマルチカードリーダーの搭載に利用する。中央と下部にはふたつの大型ファンが内蔵されており、中央のファンでグラフィックスカードを、下部のファンでストレージの冷却が効率的に行なわれる

  • 中央のメッシュパネルはワンタッチで、上部と下部のメッシュパネルは左右のつまみを内側に寄せて引けば、簡単に取り外せる。ほこりなどで汚れてもクリーニングは容易だ

  • 左上からヘッドフォン、マイク入力、USB2.0×2、USB3.0×1が配置されており、その下には電源ランプ、電源ボタン、リセットスイッチ、アクセスランプが並ぶ。電源ランプとアクセスランプが別なので、状態を把握しやすい

  • 本体背面には大型のファンが設置されている

  • 背面にはUSB 3.0 Type-A×4、USB2.0×2、グラフィックスカード (DVI-D×1、DisplayPort×1、HDMI×1)、マザーボード(DVI-D×1、DispalyPort×1 ※グラフィクスカード装着時は無効)、ギガビットイーサネット(1000Base-T/100Base-TX/10Base-T対応[RJ-45])、ラインイン、ラインアウト、マイク入力 、リアスピーカー、センター・サブウーファー、S/PDIF、PS/2 Mini DIN 6ピン(PS/2キーボード、マウス用)と豊富な端子が用意されている。USB端子は背面だけで6系統用意されているので、一般的な用途であればUSBハブなどを用意する必要はない

  • 本体左側面にはメッシュ加工が施された大口径エアインテークが装備されている

ゲーミングPCだが、その高い性能を生かして写真や動画の編集も十分こなせる。デジカメで撮影した写真をメモリカード経由で大量に取り込む機会が多いなら、大容量になりがちなRAWデータも高速にPCに取り込むことができる「< USB3.0 接続 >増設用マルチカードリーダー」(プラス3,800円)をカスタマイズで選択することをオススメする。

  • 内部構造。電源ケーブル、データケーブルはマザーボード裏側に配線されており、いかにもエアフローがよさそうだ。また前述のクリアアクリルパネルを装着した際にも、余計なケーブルがないのでパーツが映えて見える

  • 右側面内部。ケーブルは適度にマネージメントされている。無理やりまとめていないので、ケーブルが増えた際のメンテナンス性もよい

  • エア排出用のファンは上面と背面に設置されている。前面から取り込んだ空気を、上面と背面に向かって排出させる仕様だ

  • 標準CPUクーラーとしてはCOOLER MASTER製「CM12V」が搭載されていた

  • メモリスロット数は4基で8GBのメモリが1枚挿さっている。すでに装着されている8GBを無駄にせず32GBまで増設できるが、同じメーカー、規格、容量のメモリを使用したほうが無難だ

  • NEXTGEAR-MICRO im590SA1-SPに標準で搭載されているグラフィックスカードは「NVIDIA GeForce GTX 1060」。ゲームを高画質設定で動作させることも、「HTC Vive」や「Oculus Rift」などのVRデバイスを快適に動作させることも可能だ