ディスプレイ一体型PCの出来上がり!
非常にコンパクトなMousePro C100 シリーズだが、その特長を生かしてぜひ活用したいのが同梱のVESAマウント。薄型テレビや薄型ディスプレイを壁やアームスタンドに取り付けるために用意されているネジ穴を利用して、MousePro C100シリーズを背面に取り付けることが可能だ。
ここでひとつ注意してほしいことがある。昇降スタンドを採用しているディスプレイにはVESAマウントがふさがっている場合がある。そのようなケースを想定して、iiyama製ディスプレイ専用となるが、「miniPC取付用ブラケット(BRPCVシリーズ)」が販売されている。このアクセサリーを利用すれば、iiyamaの昇降スタンド採用ディスプレイの多くにMousePro C100シリーズを取り付け可能だ。
オフィスアプリやウェブサービスなら実用速度で利用できる
最後にMousePro C100シリーズのパフォーマンスをチェックしてみよう。今回は総合ベンチマーク「PCMark8」、CPU/OpenGLのベンチマーク「CINEBENCH R15」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 6.0.0」を実施してみた。
PCMark 8 v2.8.704 | |
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Home Accelerated 3.0 | 1229 |
CrystalDiskMark 6.0.0 (SSD) | |
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Q32T1 シーケンシャルリード | 227.783 MB/s |
Q32T1 シーケンシャルライト | 109.078 MB/s |
4K Q8T8 ランダムリード | 35.078 MB/s |
4K Q8T8 ランダムライト | 14.259 MB/s |
4K Q32T1 ランダムリード | 36.338 MB/s |
4K Q32T1 ランダムライト | 14.289 MB/s |
4K Q1T1 ランダムリード | 12.220 MB/s |
4K Q1T1 ランダムライト | 14.356 MB/s |
MousePro C100シリーズが採用しているApollo Lake世代の「Intel CeleronプロセッサーN3350」は低価格、コンパクトPCを実現するためにラインナップされているプロセッサーだ。
とはいえ、実際に操作してみるとアプリの切り替えやデータの読み込みに多少待たされ感はあるものの、意外にキビキビと動作する。YouTube動画をフル画面で再生しても、目立ったコマ落ちは発生していない。オフィスアプリやウェブサービスなら実用速度で利用できるだろう。
会議室やデジタルサイネージ、受付端末など設置場所を選ばないのが魅力
MousePro C100シリーズ最大のアドバンテージはそのサイズ。手のひらサイズのボディだからこそディスプレイ背面に装着できるし、設置場所を選ばない。海外出張にだって手荷物として携帯できる。もちろん安価な価格設定は大量導入の際の大きな武器だ。
用途を限定すれば実用的なパフォーマンスを発揮する超小型PCのMousePro C100シリーズは、ビジネス用途に魅力的な製品。オフィス内や屋外でも活用できるので、色んなビジネスシーンの強いお供になるはずだ。
検証機のスペック
メーカー | マウスコンピューター |
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型番 | MousePro-C100PV |
ディスプレイ | - |
CPU | Intel CeleronプロセッサーN3350 (2コア・1.10/2.40GHz) |
メモリ | 4GB PC4-19200 LPDDR4-2400 |
ストレージ | 64GB eMMC(空き容量約37.1GB) |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | Intel HDグラフィックス500 |
OS | Windows 10 Pro 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN×1(背面)、 IEEE 802.11 ac/a/b/g/n対応無線LAN |
インタフェース | USB 3.0 Type-A(前面×1)、USB 2.0(前面×1)、 HDMI(背面×1)、 microSDメモリーカードスロット(左側面×1) |
サイズ | 70×70×34.1mm |
重量 | 約164g |
価格・構成については、2018年1月16日(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
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