マルチデバイス対応電子書籍レンタルサイト「Renta!」の魅力を伝える番組『コミックBAR Renta!』(TOKYO MX放送)。店のマスターに扮した声優の森嶋秀太が、客として来店するゲスト声優の悩みに耳を傾け、カクテルの代わりに漫画をおすすめしていくといった番組だ。
■プロフィール
撮影:大塚素久(SYASYA)
2017年1月から始まった本番組は、12月に50回を迎え、2018年1月2日には3時間かけてこれまでの回を全話放送するスペシャル版をお届けする。その一挙放送を記念して、マスター役の森嶋秀太にインタビューを実施。『コミックBAR Renta!』だけでなく、森嶋の人生に欠かすことの出来ない、漫画とどう歩んできたのかをじっくりと語ってもらった。
――今回は『コミックBAR Renta!』マスターの森嶋さんについてだけではなく、「森嶋さん自身と漫画」も聞いていきたいと思っています。
よろしくお願いします!
――長時間お話をしていただくので飲み物を、と思ったんですけど、森嶋さんには……これですよね。
飲むヨーグルト! わー、ヨーグルト大好きなんですよ。毎日摂取しています!
――漫画について誰とお話されますか?
ラジオの構成作家さんともよく話しますけど、多いのは学生時代の友人ですね。やっぱりお互いの趣味をわかっているので、「この漫画読んだよ」「もりしー、そういうの好きそうだよね」みたいな会話をよくしています。
――普段から漫画について語るくらいお好きなんですね。森嶋さんが最初に読んだ漫画で覚えているものはなんでしょうか。
小学1、2年生のころに『コミックボンボン』を購読していて、好きだった作品は単行本を買っていました。『ガンダム』シリーズの外伝作品とか、『ウルトラマン』の……なんだったかな。
――『ボンボン』で『ウルトラマン』というと、『ウルトラマン超闘士激伝』ですね。キャラクターが装備を身に着けている。
そうそう! すごく好きでした。あとは『OH!MYコンブ』。
――リトルグルメ! 駄菓子などを組み合わせてオリジナル料理を作るという漫画でしたけど、実際にやったことはあります?
はい、すごくおいしくない料理ができたのを覚えています(笑)。ラムネを砕いていろいろ混ぜるとハワイにいる気分、みたいな。
――麦茶とサイダーでリトルビールとか僕もやりました(笑)。『ボンボン』のあとは?
そこからは『週刊少年ジャンプ』ですね。『ドラゴンボール』『幽☆遊☆白書』『るろうに剣心』『ワンピース』といった王道作品が大好きなんです。
――『ジャンプ』以外だとどういった作品を読んでいました?
よく読んでいた作品だと、まず吉住渉さんが好きで『ママレード・ボーイ』『ミントな僕ら』『ランダム・ウォーク』『君しかいらない』とか。ほかには『NANA』『烈火の炎』『MAR』『行け!稲中卓球部』『彼岸島』『ナンバMG5』ですね。『哲也~雀聖と呼ばれた男~』で麻雀が好きになって、『ムダヅモ無き改革』に進みました。深夜にコンビニバイトをしていた時代があるんですけど、そのときはいろんな週刊誌を読んでいましたね。
――だいぶジャンル問わずですね。
そうなんです。あ、中学生のときに『新世紀エヴァンゲリオン』にハマッていて、碇シンジくんと初号機に影響を受けすぎて、常に前かがみで歩いていた時期がありました(笑)
――影響を受ける部分そこですか!?
『ママレード・ボーイ』の松浦遊くんとか、『烈火の炎』の紅麗にも格好良さといった面で影響を受けましたね。どちらも演じているのは置鮎龍太郎さんなんですけど。
――松浦はふつうの好青年といったキャラクターですけど、紅麗……。仮面を着けるとか?
着けたかったんですけど、それで生活するのは難しいですよね。ただ、紅麗は爪が長かったり、強烈なアクセサリーを身に着けているじゃないですか。そういうのって実際には売ってないんだろうなと思っていたんです。でも、『NANA』を読んだときに実在するのを知って、そこからアクセサリーに興味を持つようになったんですよ。『NANA』のシンちゃん(岡崎真一)のビジュアルに影響を受けて、大学時代はああいった格好をしていましたね。チェーンとかも着けていました(笑)。
――日常生活ではいろいろなキャラクターに影響を受けていますけど、声優として影響を受けたキャラクターはいますか?
『スラムダンク』の流川楓とか、ゲームですけど『テイルズ オブ デスティニー』のリオン・マグナス。どちらも緑川光さんが演じているんですけど、こんな風に格好良くしゃべりたいと思いました。憧れています。
――それをご本人にお伝えしたことは?
それがなかなか共演する機会がなく、まだお会いしたことがないんですよ。男性声優がボカロ曲を歌うという『アクターズ』では一緒なんですけど、収録が別々なので。でも、会っても緊張して伝えられないかも(笑)。