和田さんがチェックした主なポイントは以下の通り。
-
ルータの管理パスワードがデフォルトから変更されているか?
-
ルータのファームウェアは最新に更新されているか?
-
その他のデバイスのアップデートは済んでいるか?
-
パソコン、スマホにセキュリティソフトがインストールされているか? & 最新版に更新されているか?
- Wi-Fiの暗号化に古くて脆弱な暗号形式のWEPを使っていないか?
……そして、和田さんチェックの結果が出たようだ。果たして結果はいかに!?
・
・
・
・
・
馬男さんの結果は×!!
なんと、誰もがやってしまいがちな項目で馬男さんも引っかかってしまったのだ! まさに初歩的なミスである。
ちなみに下記が全体の結果だ。
――馬男さんがクリアできていなかったのは下記の2項目。
-
ルータの管理パスワードがデフォルトから変更されているか?
- ルータのファームウェアは最新に更新されているか?
案外、読者の方たちもできていない項目ではないだろうか。 「別にそのままでもいいじゃないか」と思われるかもしれないが、決してそうではない。セキュリティはほんの一部分でも欠けているとそこが穴となり、リスクが広がってしまうからだ。知らずに気軽に使い続けていると、思わぬ被害が生じてしまう可能性もある。楽しく使うための家電でそんな思いはしたくはない。だからこそ、これだけのチェックポイントをクリアして必ずすべての穴を塞ぐ必要があるのだ。
さらに、今回和田さんがチェック項目として挙げた5項目について、どんな脅威や危険性があるのか細かく教えてもらった。
Q.ルータの管理パスワードがデフォルトから変更されていないとどうなるんですか?
A.デフォルトのパスワードは簡易なものも多く、そのままの設定ではアカウントの乗っ取りなどの被害に遭う可能性が高まってしまうのです。
Q.ルータのファームウェアやその他のデバイスのアップデートを最新にしていないと何が危険なんですか?
A.デバイスのファームウェアアップデートには、セキュリティ性能を高めるものが入っている場合があります。そのため、常に最新版を使用することで悪意ある攻撃から守ることができるのです。
Q.パソコン、スマホにはなぜ、セキュリティソフトのインストールや最新版への更新が必要なんですか?
A.ウイルスなどは日々複雑化し、防ぐのが困難になっています。そうした最新の脅威に、セキュリティソフトが対抗するためには、常に最新版を利用することが必要なのです。
Q. Wi-Fiの暗号化に古くて脆弱な暗号形式のWEPを使っていると何がダメなんですか?
A.WEPはすでに暗号化を破る方法が見つかっております。そのため、十分な対策とならず、自身のネットワークにウイルスが侵入するリスクが高まってしまいます。
……………。
(馬男さんはショックのあまり言葉が出ない様子)