マウスコンピューターで人気の薄型コンパクトデスクトップPC「LUV MACHINES mini シリーズ」。そのラインアップに、新たに第7世代CPU搭載モデルが加わった。本製品最大の特徴は省スペース性。ディスプレイ横に縦置きすることも可能だが、付属の「VESA取り付けキット」を使用することで薄型テレビや、薄型ディスプレイの背面に装着できる。限られたスペースに設置するのにもってこいの製品だ。今回マウスコンピューターより同シリーズの最上位モデル「LM-mini91S-S5」を借用したので、製品スペック、外観、設置方法、パフォーマンスなどについてレビューしていこう。
マウスコンピューター「LUV MACHINES mini シリーズ」の第7世代CPU搭載モデル。Celeron プロセッサー 3865Uを搭載したエントリーモデル「LM-mini77E」35,800円~(送料・税別) |
パッケージには本体、フットスタンド、VESA取り付けキット、ACアダプタ、電源ケーブル、USB日本語キーボード、USB光学式スクロールマウス、マニュアル類(製品仕様書、ファーストステップガイド、マウスコンピューターサポートマニュアル、保証書)が同梱されている。キーボードとマウスを別途購入する必要はない |
Celeron、Core i3、Core i5など最適なモデルを選択可能
今回借用したのは同シリーズの最上位モデル「LM-mini91S-S5」(94,800円【税別】)だ。本モデルは、CPUは第7世代(Kay Lake世代)の「Intel Core i5-7200U」を採用。メモリは16GB(PC4-17000 DDR4 SO-DIMM)、ストレージは480GB SSD(Serial ATAIII、6Gbps)を搭載する。
LUV MACHINES mini シリーズにはCPU、メモリ、ストレージの組み合わせが異なる6モデルが用意されており、下はCPUにCeleron プロセッサー 3865Uを採用モデルが35,800円(税別)、上はCPUにCore i5-7200U プロセッサーを採用モデルが94,800円(税別)と予算に応じて最適なスペックを選べる。もちろんどのモデルを購入する場合でもカスタマイズが可能。メモリは最大16GB、SSDは最大1TB、HDDは最大1TBを選択できる。ただしCPUは変更できず、またSSDからHDD、HDDからSSDにカスタマイズすることは不可。つまりCPUとストレージの種類を選んでから、メモリとストレージの容量を選ぶことになるわけだ。
LUV MACHINES mini シリーズのラインナップ | ||||
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型番(価格:税別) | プロセッサ | メモリ | ストレージ | |
LM-mini77E (35,800円) |
Celeron 3865U | 4GB | 64GB SSD | |
LM-mini77B (42,800円) |
500GB HDD | |||
LM-mini77S-S1 (49,800円) |
8GB | 120GB SSD | ||
LM-mini86B (59,800円) |
Core i3-7100U | 4GB | 500GB HDD | |
LM-mini86S-S1 (64,800円) |
8GB | 120GB SSD | ||
LM-mini91B-S2 (79,800円) |
Core i5-7200U | 240GB SSD | ||
LM-mini91S-S5 (94,800円) |
16GB | 480GB SSD |
Mac miniよりコンパクトなフットプリント
本製品のサイズ/重量は、本体のみで26×151×195mm/670g、スタンド装着時でも72.2×151×218.3mm/890g。Mac miniのサイズ/重量が36×197×197mm/1.19~1.22kgなので、横置きした場合でもMac miniより小スペースに設置できるわけだ。
インタフェースは、USB 3.0 Type-A(背面×2、前面×2)、USB 2.0 Type-A(前面×2)、HDMI(背面)、D-sub(背面)、SDメモリーカードスロット(前面)、ギガビット(10/100/1000)LAN×1(背面)、ラインイン、ラインアウトを用意している。USB 3.0ポートでは動作しない一部のUSB 2.0デバイスとの互換性を確保するためにUSB 2.0 Type-Aポートを用意しつつ、アクセスのしやすさに配慮してUSB 3.0 Type-Aポートが前面と背面に分けて実装。オフィス用途も考えられている。さらに、802.11acに対応する無線LANとBluetoothを内蔵しており、使い方次第で接続するケーブルを最小限にすることも可能だ。
本体左側面。ボディーはプラスチック製。表面にはヘアライン調加工が施されている。右上にあるのが電源ボタンで、その下にあるのがストレージアクセスランプだ。OSがスリープしている状態であれば、キーボードを操作すればログイン画面が表示される |
本体右側面。上部と下部には大きなゴム足が用意されているので、安定して横置きに設置できる |
本体上面。効率的に薄型ボディーを冷却するため、大型の排気口が設けられている |
本体下面。左に見えるのはVESA取り付けキット、またはフットスタンドを固定するためのネジ穴。VESA取り付けキット、フットスタンドにはつまみネジが用いられているので、ドライバーなしで脱着可能だ |