クラシカルな本体デザインと優れた描写性能で注目を集めている、キヤノン最新のミラーレスカメラ「EOS M6」。今回は、マイナビニュース・デジタルジャンル 編集部長の阿部求己が、EOS M6で実際に撮影し、その魅力を紹介していく。

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キヤノン「EOS M6」。この写真では、キットレンズ「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」、電子ビューファインダー「EVF-DC2」(シルバー)を装着。本体色はシルバーのほか、定番のブラックも用意されている

マイナビニュース デジタルジャンル 編集部長 阿部求己。マイナビニュースにおいて、2014年12月よりパソコン・家電分野の編集長、2017年3月より現職。写真で手にしているのは、もちろん「EOS M6」

モチベーションが上がる本体デザイン

筆者がEOS M6の実機を手にして、まず好感を抱いたのが、クラシックカメラのような雰囲気と現代的な機能美が融合したデザインだ。フォルムは、キヤノンのレンズ交換式カメラにおいては珍しく直線的。アヤメローレット加工が施された右手側のダイヤル群は、快適な操作性をもたらしつつ、メカニカルな存在感を演出する。

そして極めつけは、オプション(別売)の外付け電子ビューファインダー「EVF-DC2」。これを本体に取り付けるとコーディネートはより完璧に。「のぞいて撮る」シューティングスタイルとなることで、自然と撮影のモチベーションが高まってくる。なお、電子ビューファインダーのカラーはシルバーとブラックが用意されているが、シルバーはEVFキット限定色で、キット販売は限定5,000台だ。

次ページで詳しく語るが、EOS M6はAF性能も上々。撮影が楽しくなること請け合いだ。EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 焦点距離 15mm F10 1/400秒 ISO100

右手側の操作ダイヤル群。ぱっと見るとダイヤルの数は3つだが、右手前(写真では右下)の露出補正ダイヤルが2段重ねになっており、実は計4つ。さまざまな設定が右手だけで行える

背面の液晶モニターは上方向約180°、下方向約45°のチルトが可能と現代的。液晶モニターを上方向に約180°回転させ、自分撮りに活用するのもいいだろう

約236万ドットの有機ELモニターを内蔵した「EVF-DC2」。特に屋外では液晶モニターを視認しにくいので必携だ。シルバーのEVFは限定5,000台の特別キットに同梱されているものだ