さまざまな用途に使える優秀なパフォーマンス
それではここから、「MT-WN1003」に関する各種ベンチマークの結果をチェックしていこう。
まずは、Windowsの快適さを評価するプログラム「WinSAT.exe」の実行結果を「Windowsエクスペリエンス インデックス」の形式で紹介しよう。「一番低いサブスコア」はグラフィックスの4.4だが、こちらは主に2D(2次元)のグラフィックス性能の指標を示すものであり、一般的な作業を行う上で十分な数値といえる。また、プロセッサが6.2、メモリが5.5、プライマリ ハードディスクが6.8と、タブレットPCとしてかなり優秀なパフォーマンスを備えていることも分かった。
PCの総合的な力を見る「PCMark 8」の総合スコアは1,153をマーク。グラフィックス性能を測る「3DMark」は、モバイルデバイス向けのグラフィックテスト「ICE STORM」が16,250、より高画質で性能をチェックする「ICE STORM EXTREME」が10,866と、いずれもかなりの好成績を記録している。参考までに、タブレットPCでは完走すら難しいと思われたDirectX 11対応のグラフィックテスト「Fire Strike」についても、数値こそ低いながら180と、ちゃんと結果が表示されたのには驚いた。
コンパクトながらインタフェースも充実
さらに「MT-WN1003」は、コンパクトながらインタフェースが充実しているのも魅力だ。USB3.0とmicro USBを両方備えているだけでなく、本体のストレージ容量を補えるmicro SDメモリーカードスロット、さらにはmini HDMI外部出力端子も装備。mini HDMIケーブルを使って画面出力ができるので、自宅のテレビで動画鑑賞をしたり、会社でプレゼンテーションをしたりと、幅広い用途で活躍してくれる。
なお、各種インタフェースは本体左側面にまとまって配置されており、ケースを閉じた状態でもアクセスできるのも嬉しいポイントだ。そのほか、前面・背面ともに192万画素のカメラを備えているのも使い勝手が良い。ノートPCの場合は液晶上部のWebカメラでビデオチャットをする程度だが、背面のカメラがあるため写真を撮影してその場で共有する、といった使い方ができるのもタブレットPCならではの強みだ。
2in1ならではの高いモビリティと利便性
このように、ケース一体型の着脱式キーボードを採用した「MT-WN1003」は、その高いモビリティと利便性でさまざまなシチュエーションに対応することができる。着脱式キーボードを外した「タブレットスタイル」で写真撮影や軽作業を行い、作業の量や内容に応じて「ノートスタイル」へと切り替えるなど、実に効率的な使い方が可能だ。普段から手軽に持ち歩けるサブマシンが欲しい方はもちろん、タブレットとノートPCで迷っているという方にもぜひおすすめしたい。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
型番 | MT-WN1003 |
ディスプレイ | 10.1型 IPS方式液晶(1,280×800、マルチタッチ対応) |
CPU | Intel Atom x5-Z8350 プロセッサー |
メモリ | 2GB PC3-12800 DDR3L SDRAM |
ストレージ | 64GBフラッシュメモリ |
チップセット | - |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | Intel HD グラフィックス 400 |
OS | Windows 10 Home 32ビット |
LAN | IEEE 802.11 ac/a/b/g/n 対応無線LAN |
インタフェース | USB3.0 (左側面×1)、micro USB (左側面×1) |
サイズ | W259.5×D174×H10mm |
重量 | 本体のみ:約593g、着脱式キーボード込み:約916g |
バッテリー駆動時間 | 約8.2時間 |
価格 | 3万9,800円(税別) |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2017/7/20(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
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