マウスコンピューターから、着脱式キーボードで「タブレットスタイル」と「ノートスタイル」を自由に使い分けられる、Windows 10搭載の10.1型タブレットPC「MT-WN1003」が登場した。そこで今回は、同モデルについて実際の使い勝手などを見ていきたいと思う。

着脱式キーボードを装着したWindows 10搭載の10.1型タブレットPC「MT-WN1003

以前からコンシューマ領域ではコストパフォーマンスやモビリティの高さが評価されてきたが、近年ではビジネスにおいても各企業でモバイルワークへの取り組みが積極的に行われるなど、タブレットPCの需要が大幅に増加している。しかしタブレットPC単体で見ると、どうしてもノートPCと比べて文字入力がしづらいといった点がネックに感じる人もいるだろう。そうしたシチュエーションで非常に便利なのが、マウスコンピューターの10.1型タブレットPC「MT-WN1003」だ。

同モデルはOSにWindows 10 Home 32ビットを採用しており、iOS/Android搭載のタブレットと比べてプライベートからビジネスまで幅広い用途をカバー。そしてなにより、付属の着脱式キーボードによって「タブレットスタイル」と「ノートスタイル」を自由に使い分けられるのが魅力といえる。この着脱式キーボードは、マグネット方式で簡単に着脱ができるほか、ケースと一体型になっているのも大きな強みだ。サッと折りたたむだけで本体の保護が行えると同時に、別途Bluetoothキーボードやマウスを持ち歩く手間まで不要になる。キーボード自体もアイソレーション型で打ちやすく、コンパクトながら打鍵感も申し分ない。

また、カバンなどに入れて普段から持ち歩きやすいのもポイントのひとつ。本体サイズはW259.5×D174×H10mm、重量は本体のみで約593g、着脱式キーボード込みでも約916gと、軽量コンパクトなのが嬉しい。

「タブレットスタイル」と「ノートスタイル」を自由に使い分けられるマグネット着脱式キーボードが付属

ケースの上蓋部分を折るだけで「ノートスタイル」へと変身

本体サイズはW259.5×D174×H10mm、重量は本体のみで約593gと軽量コンパクトだ

アイソレーション型で打ちやすく、打鍵感も申し分ないキーボード。左右独立式のクリックボタンを採用したタッチパッドも使いやすい

ケースの上蓋部分を折りたたまない場合はフラットになる

着脱式キーボードはケースと一体型になっているため持ち運びも簡単

CPUやネットワーク機能などがパワーアップ

続いては「MT-WN1003」のスペック面を見ていきたい。まずCPUについては、従来製品「MT-WN1001」がIntel Atom プロセッサー x5-Z8300を搭載していたのに対して、「MT-WN1003」ではIntel Atom プロセッサー x5-Z8350を採用。これにより基本的な処理性能だけでなく、グラフィックス性能も向上している。

さらに、ネットワーク関連の機能が向上しているのもポイントだ。「MT-WN1001」の無線LAN機能はIEEE 802.11 b/g/n対応だったが、「MT-WN1003」ではこれに加えてIEEE 802.11 acにも対応。高速な通信速度に加えて、干渉しにくい5GHz帯という特性を活かし、快適なネットワーク接続を実現してくれる。

また、各種周辺機器を利用する際に便利なBluetoothに関しても、V4.0からV4.2にバージョンアップ。セキュリティ強化と転送速度の高速化が図られている。そしてもうひとつ、モバイルデバイスとして非常に嬉しい点がある。それは、バッテリー動作時間が従来製品と比べて約6.7時間から約8.2時間まで増加していることだ。これにより、外出先でより長時間利用することが可能となっている。