「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」で検証
検証に使ったアプリケーションは「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」。6月20日にWindows版、PlayStation 4版、Mac版が発売されたファイナルファンタジーXIVの最新拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」を快適にプレイできるか、事前に確認できるベンチマークアプリケーションだ。
「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」では実際に3Dマップやキャラクター、特殊効果を表示することで、どのくらい快適に動作するのかを事前に確認できる。PCの買い換えを検討しているなら、いま使っているPCと今回の計測結果を比較することで、どのくらいパフォーマンス差があるのかチェック可能だ。
さて、それでは早速ベンチマークのスコアを見てみよう。まずはベンチマークの設定を4K(3840×2160ドット)、最高品質に設定して、3モデルの相対的なパフォーマンス差を確認する。
「NEXTGEAR-MICRO im570SA6-FF14」のスコアは3475(やや快適) |
「NEXTGEAR i660GA1-FF14」のスコアは5216(とても快適) |
「NEXTGEAR i660PA1-FF14」のスコアは6467(とても快適) |
「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」は、計測スコアとプレイの目安について下記のように説明している。
計測スコアとプレイの目安について | |
---|---|
7000~ | 非常に快適 |
5000~6999 | とても快適 |
3500~4999 | 快適 |
2500~3499 | やや快適 |
2000~2499 | 普通 |
1500~1999 | 設定変更を推奨 |
1000~1499 | 設定変更が必要 |
1000未満 | 動作困難 |
4K(3,840×2,160ドット)、最高品質でベンチマークを実施しても、3モデルすべてで「快適」な動作が可能なのは、さすがは「ファイナルファンタジーXIV 推奨パソコン」をうたうだけのことはある。ただしゲーマー視点からは、平均フレームレートとして60フレーム/秒(fps)を確保したいと考える方もいるだろう。
そこで今度はディスプレイの解像度とグラフィック設定を変更することで、60fpsを上回る設定を見つけてみることにした。方法は、ディスプレイの解像度を4K(3,840×2,160ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、フルHD(1,920×1,080ドット)の3通り、グラフィック設定を最高品質、高品質(デスクトップPC)、高品質(ノートPC)、標準品質(デスクトップPC)、標準品質(ノートPC)の5通りに設定して、それぞれ15通りの組み合わせで計測を実施する総当たり戦だ。下記がその結果となる。
上の表でオレンジ色が60fpsに満たなかった組み合わせ、青色が60fpsを上回った組み合わせとなっており、結果は以下だ。
「NEXTGEAR-MICRO im570SA6-FF14」(GTX1060搭載モデル)
⇒2,560×1,440ドット・高品質(ノートPC)となっており、フルHDの高品質設定環境でも60fpsを維持。
「NEXTGEAR i660GA1-FF14」(GTX1070搭載モデル)
⇒3,840×2,160ドット・標準品質(デスクトップPC)となっており、4Kの標準品質設定環境でも60fpsを維持。
「NEXTGEAR i660PA1-FF14」(GTX1080搭載モデル)
⇒3,840×2,160ドット・高品質(ノートPC)となっており、4Kの高品質設定環境でも60fps維持が可能だった。
また、フルHDなら、どのモデルでも最高品質で平均60fps以上を確保できるという点もポイントだ。
上の表では、グラフィック設定プリセットを変更することによって、エフェクトが無効になる、または画質が低下する項目をオレンジ色で色分けしている。こうして見ると、「高品質(デスクトップPC)」から「高品質(ノートPC)」にグラフィック設定プリセットを切り替えた時点で、多くの項目が変更されることがわかる。
「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」では、グラフィック設定を変更すると、どのようなエフェクトが省略されるのか、または品質が低下するのかが、具体的な例で示される。
さて、今回の結果を前提にした購入のアドバイスだが、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」をプレイするのであれば、どのモデルでも構わないと思う。しかし、フルHDでのプレイのみ考えるのであればGTX1060搭載モデルで問題ないが、より上の解像度やPCに余裕を持たせたい場合はハイスペックモデルが視野に入ってくるだろう。今回の結果を参考に、自分に合った最適なモデルを選んで欲しい。
ゲームの映像表現は日進月歩で進化していく。ゲーミングデスクトップPCは、家庭用ゲーム機とは異なり、グラフィックスカードをリプレースしていくことでパフォーマンスを向上させられるが、同じ構成でできるだけ長く使いたいのであれば上位モデルを選ぶに越したことはない。
また、スペックはあくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、自分好みの一台を作ってみるのもよいだろう。
価格・構成については、2017/6/19(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
※この記事内での数値は編集部の環境によるもので、ベンチマークのスコアをお約束するものではありません
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