ゲームベンチでも優秀なスコアを記録
「DAIV-NG4500E1-S2」はクリエイター向けモデルだが、「GeForce GTX 1050」を搭載していることもあり、ゲームベンチ「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」でグラフィック性能を測定してみた。その結果、フルHD解像度のウィンドウモードでグラフィックスを「高品質(ノートPC)」に設定しても、最高評価である「非常に快適」をマーク。「最高品質」に変えると「とても快適」となったが、それでも十分に優秀な結果といえるだろう。
コンパクトなノートPCの場合、その特性からどうしても本体内に熱が溜まりやすいのがネックとなる。しかし「DAIV-NG4500E1-S2」は十分な排熱処理が施されているのか、ベンチマーク中でもパームレスト部分が発熱するようなことはなく、快適に作業が行えた。マシンパワーが要求される処理を長時間にわたって行うことが多いクリエイターにとって、これは非常に嬉しいポイントといえるだろう。
シンプルかつシックな印象を受ける洗練されたデザイン
このように「DAIV-NG4500E1-S2」は、外出先でも快適にクリエイティブな作業が行える実力を持つことが分かった。そこで続いては、外観について見ていこう。 トップカバーは「DAIV」ブランドのイメージを踏襲したデザインとなっており、直線的ながらもエッジを落とすことでシンプルすぎる印象を払拭。全体に施された艶消しの表面加工は指紋などが目立ちにくいだけでなく、ビジネス用途にも適したシックなイメージを与えてくれる。
本体サイズはW349×D247×H25.4mm(折り畳み時)で、重量は約2.1kg。決して超軽量マシンではないが、これだけのパフォーマンスを考えればかなり持ち歩きやすい仕様といえる。また、ディスプレイには外光の反射を抑えるノングレア処理が施されているので、視認性が良く作業に集中しやすいのもポイントだ。
明るさ調節も可能なバックライト付きキーボードを採用
キーボードに関してはテンキーなしの87キーで、キーピッチは約18.75、ストロークは約1.5mm。コンパクトモデルにありがちなチープさや剛性の弱さを感じることもなく、しっかりとした打鍵感が得られるのは好印象だ。
また、キーボードにはバックライトが搭載されているため、薄暗いシチュエーションでも操作が可能。「CONTROL CENTER」の「デバイス」項目でバックライトの明るさを調整することもできる。
タッチパッドについては、左右独立型のクリックボタンを採用。デザインを優先した左右一体型のクリックボタンに苦手意識を持っている人も安心して操作できる。
4画面同時表示にも対応した充実のインタフェース
「DAIV-NG4500E1-S2」には、コンパクトながらクリエイター向けとして必要十分なインタフェースが備わっている。その中でも最大の特徴は、外部映像出力端子としてMini DisplayPort×2、HDMI×1を搭載している点だろう。本体のディスプレイを含めて4画面の同時出力に対応するので、クリエイティブな作業をするには最適な環境が簡単に構築できる。
そのほか、ディスプレイ上部に200万画素のWebカメラが、その左右にはWebカメラインジケーターと内蔵ステレオマイクが配置されている。