マウスコンピューターのクリエイター向けPCブランド「DAIV(ダイブ)」から、初となる14型ノートPC「DAIV-NG4500」シリーズが登場した。これまで同ブランドでは15.6型が最小サイズだったが、14型の新規追加によって用途や選択肢が大幅に拡大したといえるだろう。その中から今回は、SSD搭載モデル「DAIV-NG4500E1-S2」を紹介しよう。

「DAIV」ブランド初となる14型ノートPC「DAIV-NG4500」シリーズのSSD搭載モデル「DAIV-NG4500E1-S2」

「DAIV-NG4500」シリーズは、持ち運びに適した14型のコンパクトサイズながら、Intel Core i7-7700HQ プロセッサーや先進のグラフィックス機能「GeForce GTX 1050」などを搭載したクリエイター向けモデルだ。解像度は1,920×1,080ドットと、各種資料を閲覧しながらの作業にも十分対応。メモリは今回の試用機「DAIV-NG4500E1-S2」が8GB、フラッグシップモデルの「DAIV-NG4500H1-M2SH5」では32GBとなっており、外出先でもクリエイティブな作業がサクサクこなせるパフォーマンスを発揮。これまで「DAIV」ブランドは15.6型が最小サイズだったが、書斎やリビングなど部屋間の移動、会議室でのプレゼンはもちろん、日頃から積極的に持ち歩けるラインアップの拡充により、クリエイター向けPCの可能性を大きく広げる選択肢が加わったのである。

「DAIV-NG4500E1-S2」における特徴の1つとしては、ストレージに240GBの2.5インチSSDを採用している点が挙げられる。大きなデータを扱う機会が多いクリエイターにとって、日頃の作業効率を高めるアクセススピードは極めて重要だ。たとえば外出先で緊急の修正作業が発生した場合も、その優れたパフォーマンスでストレスなく対応することができる。上位モデルではより高速なNVMe対応SSDが搭載されているが、容量とコストのバランスから見ると2.5インチSSDも良い選択だ。

コンパクトながら十分なパフォーマンスを発揮

それではここから「DAIV-NG4500E1-S2」の実力を見るべく、各種ベンチマークの結果をチェックしていきたい。なお、ベンチマークの実施にあたっては、本機が備える最大パフォーマンスをチェックするため、付属アプリケーション「CONTROL CENTER」のパフォーマンス切り替え機能で「パフォーマンス」を選択してある。

まずはWindowsの快適さを評価するプログラム「WinSAT.exe」の実行結果を「Windowsエクスペリエンス インデックス」の形式で紹介しよう。「一番低いサブスコア」はグラフィックスの5.1だが、WinSATでは内蔵グラフィックスの評価となるのでこの数字となる。これでも外出先から作業を行うには十分だ。もちろんディスクリートGPUとして、GeForce GTX 1050を備えているので実際のパフォーマンスはもっと高い。

またプロセッサとメモリが8.4、プライマリ ハードディスクが8.2と、Intel Core i7-7700HQ プロセッサーおよびSSDの恩恵を十分に活かしたパフォーマンスとなっている。

Windowsエクスペリエンス インデックスの結果

PCの総合的な力を見る「PCMark 8 HOME CONVENTIONAL」の総合スコアは、モバイルノートPCとして高水準な3,026をマーク。また、クリエイティブ系ソフトウェアの快適さを中心に評価する「PCMark 8 CREATIVE CONVENTIONAL」でも2,946を記録した。

「PCMark 8 HOME CONVENTIONAL」の結果

「PCMark 8 CREATIVE CONVENTIONAL」の結果

グラフィックス性能を測る「3DMark」は、DirectX 11対応のグラフィックテスト「Fire Strike」が5,569、DirectX 12対応のグラフィックテスト「Time Spy」が1,801と、こちらも本体サイズから考えれば十分なスコアといえるだろう。

「3DMark」Fire Strikeの結果

「3DMark」Time Spyの結果