人と接する際にもっとも重要なことはなんだろうか。話し方や表情、言葉遣いやスキンシップの有無など様々あるが、それらを一言で表すと"距離感"ということになるだろう。いきなり懐に飛び込んでうまくいくこともあれば、少しずつ距離を縮めた方がいいこともある。
そうしたテクニックを活用してビジネスを成功させるポイントを教えてくれるのが、東芝クライアントソリューションが公開した2本の動画である。サッカー解説でおなじみ松木安太郎氏を解説に迎え、コミカルなストーリーで楽しみながら学ぶことができる。喜怒哀楽様々な表情を見せながらも、若手営業マンのビジネスを初解説する松木氏から目が離せない。
本稿では、動画の主人公である営業マン鈴木の奮闘ぶりを追いかけながら、何がビジネスの成否を分けるのかを探っていきたい。
まずは、そんな2本の動画を見ていただきたい。
ノートPCでは入れない間合いに
商談をまとめるために必要なポイントは「パーソナルスペース」だ。他人に近寄られると不快に思う距離で、親しい間柄になるほどパーソナルスペースは小さくなっていく。逆に物理的に近寄ることで、心理的にもグッと親しくなることもある。
ビジネスに適したパーソナルスペースは1.2m~2mほどだと言われている。
動画の中で、鈴木は焼き鳥屋の大将を相手に商談を進めていく。何度も通っているが、ぶっきらぼうにあしらわれており、パーソナルスペースはまったく縮まっていない。
さらに鈴木は、持参した紙の資料を誤って床にばらまいてしまう。そこで鈴木は「dynabook VC72」を取り出し、ノートPCの形でプレゼンを始めるが、大将にはまったく響いていないようだ。
その理由のひとつが、カウンター越しの会話になってしまっていること。カウンター外と大将との距離は2m以上に広がってしまい、これが心の壁にもなってしまっていた。
そこで鈴木はすかさず、手にしたノートPCのキーボードをくるりと反転させ、タブレットモードにしてカウンターの中に差し出した。ノートPCの形では不安定な体勢のまま相手に近づいて見せなければならない。それにキーボードを一緒に突き出すことにもなり、効果的に見せるのは難しい。
その点、タブレットならしっかりと持ちやすく、また、相手にも手に取ってもらえる。物理的にも心理的にも一気に距離を縮められるというわけだ。
ノートPCでもタブレットでもない「dynabook VC72」
では最初からタブレットで良かったのでは? と思うかもしれない。しかし、それではダメなのだ。
タブレットモードで間合いを詰めた鈴木だったが、プレゼンした見積もりの内容に対し冷たく断られてしまう。
鈴木は次に「dynabook VC72」をノートPCモードに戻し、見積もりの修正を行った。タブレット端末では資料の閲覧は容易だが、修正や編集作業がスムーズにできない。ノートPCとタブレットを切り替えられる「dynabook VC72」だからこそ、提案から修正、そしてまた提案という流れがスピーディーに行えるのである。
ここで気になるのは、「dynabook VC72」の性能だろう。こちらに関しては、次ページで厚く解説しているので、そちらをチェックしてほしい。
すばやく資料を修正し、再びタブレットモードで大将に熱く提案する鈴木。「負けたよ」と笑顔になる大将。「dynabook VC72」のおかげで、鈴木は商談を無事成功させることができたのだった。
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しかし、話はここでは終わらない。
実はこの物語には、さらなる衝撃の展開が待ち受けているのだった――。
最後まで目が離せない動画の続編と解説は次のページで。