2015年に日本発売から20周年を迎えたカワダの「パーラービーズ」。プレートの上に並べた小さなビーズをアイロンの熱でくっつけてモチーフやオブジェを自在につくることができるおもちゃだ。子どもから大人まで老若男女問わず楽しむことができ、創造性や集中力を育むことができる知育玩具としても注目されている。

「パーラービーズ カラフルビーズたっぷりセット」。パーラービーズのビギナーから上級レベルまで段階別にレベルアップしながら体験できるセットだ

そんなパーラービーズから、このほど新たに登場したのが「カラフルビーズたっぷりセット」だ。組み合わせることで平面だけでなく、立体作品もつくることができるパーラービーズだが、立体となると少々ハードルが高そうに感じてしまう人もいるかもしれない。

セットに含まれているビーズは30色、約8000ピース!

同梱されている道具一式。ビーズ、プレート、アイロンペーパーの他に、イメージシートやピンセット、ビーズパレットや、作品をオリジナルのアイテムにアレンジできるボールチェーンやマグネットシートも入っている

しかしこの「カラフルビーズたっぷりセット」なら、同梱されている「イメージシート」を使えば、平面作品はもちろん、簡単な立体作品、本格的な立体作品まで楽しくステップアップしながらチャレンジできるのだ。

3ステップのレベル別に作図見本が印刷された「イメージシート」

イメージシートは、原寸大で印刷されたいわゆる作図見本。また、ビーズを並べるプレートが透明になっているので、プレートをイメージシートの上に載せ、その上からビーズを並べていくだけで大丈夫。これなら小さな子どもでも簡単にできる。そこで、今回は小学4年の我が子と一緒にステップ1からステップ3までの三段階の作品づくりに挑戦してみた(ちなみに去年作ったのは、クリスマスデコレーション!)。

ビーズを並べるプレートは4種類。いずれも透明なのでイメージシートの上に重ねて、なぞるようにビーズを並べていくことが可能だ

まずはステップ1の平面作品から。筆者の子どもは、すでにパーラービーズ経験者なので、迷うことなくあっという間に完成。小さなビーズをピンセットで選り分けて並べる作業はさすがに慣れている。イメージシートの絵柄は簡単でかわいいものが多いので初めての子どもでもコツを掴めばすぐに並べられる。本セットに含まれるビーズは30色約8000ピース。カラフルなビーズを前に色を選ぶだけでも楽しい。

パーラービーズは既に経験者である我が子はセットを渡すと、見本のシートを参照しながら何の説明もせずに黙々と作業を開始!

本セットのプレートは透明なので、重ねてやれば初心者や小さなお子さんでも簡単につくり上げることができる。ステップ1には季節ごとにオススメの作図が載っているのもポイント。冬はクリスマスオーナメントにもピッタリなクッキーマンやスノーマンがかわいい

ビーズを並べ終わった後は付属のアイロンペーパーをかぶせ、上からアイロンをあてていく。熱でビーズ同士をくっつける作業を裏表繰り返すのだ。アイロンがけの作業は大人が手伝ってあげる必要があるが、親子で共作といった感じがまた楽しい。

ビーズを並べ終わった後は、アイロンペーパーを載せてプレス。ビーズをアイロンでくっつけたら完成! 均一に力をかけながらビーズ全体にアイロンをかけるのが上手にくっつけるコツだが、アイロンのかけ具合によって、作品の印象を変えることもできる

クッキーマンはビーズ1個分あけて、付属のボールチェーンを通して、キーホルダーにしてみた