各種ベンチマークで違いを検証

最後に、ベンチマークで新モデル「MB-W870S-SH2」、旧モデル「MB-W831X-SH2」を比較してみたい。まずは「WIN SCORE SHARE」を利用したWindows エクスペリエンス インデックス スコアだが、アーキテクチャが同様なため、CPUとメモリのスコアは変わらない。大きな違いは、CPU内蔵グラフィックスのスコアの差で、メモリの違いが表れているといえるだろう。

新モデル「MB-W870S-SH2」のWindows エクスペリエンス インデックス スコア

旧モデル「MB-W831X-SH2」のWindows エクスペリエンス インデックス スコア

ストレージのベンチマークソフト「CrystalDiskMark」で新モデル「MB-W870S-SH2」と旧モデル「MB-W831X-SH2」のスコアを比較すると、「WIN SCORE SHARE」とは異なり、「MB-W870S-SH2」が良好で、素性はこちらのほうが良さそうだ。インデックススコアとは逆の結果が表れているが、採用されているSSDの特性の違いが出ているとみるべきだろう。

新モデル「MB-W870S-SH2」搭載SSDの速度を「CrystalDiskMark 5.1.2」で計測

旧モデル「MB-W831X-SH2」搭載SSDの速度を「CrystalDiskMark 5.1.2」で計測

Futuremarkの定番ベンチ「PCMark 8 Home accelerated 3.0」では、「MB-W870S-SH2」が高スコアを叩き出した。ここでもメモリ規格の変更が効いているようで、特にPhoto Editingの項目に違いがみられる。

新モデル「MB-W870S-SH2」の「PCMark 8 Home accelerated 3.0」結果

旧モデル「MB-W831X-SH2」の「PCMark 8 Home accelerated 3.0」結果

最後に、ゲームベンチマークを試してみよう。国産MMOの「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」で、設定をDirectX 11、最高品質、解像度を1,920×1,080ドットにしてテストしたところ、微妙ではあるが「MB-W870S-SH2」のスコアが上回った。ただし、体感的に違いが表れるような差ではないため、GeForce GTX 960Mの動作に影響はないと考えてよさそうだ。

新モデル「MB-W870S-SH2」の「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」結果

旧モデル「MB-W831X-SH2」のファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」結果

なお、GPU周りのスペックは同じだが、実は新旧モデルで動作に若干の違いがある。「MB-W870S-SH2」は、「GPU Switch」に対応しており、GPUをNVIDIA GeForceに完全に固定することが可能。固定することで当然消費電力は増加するが、ゲームでパフォーマンスを出したい場合に、確実な動作が行えるため、ゲーマーにはうれしい変更点といえるだろう。

新モデル「MB-W870S-SH2」では、新たに「GPU Switch」に対応。「ディスクリート」を選択することでGPUをNVIDIA GeForceに固定できる

最新のスペックとインタフェースに生まれ変わったWシリーズ

m-Book Wシリーズの新モデル「MB-W870S-SH2」は、旧モデルから外観上の違いがなく、パッとスペックを見ただけでは違いがわかりにくい。しかし細かな点を見ていくと、あと一歩最新の仕様に足りなかった部分が確実に改善されていることがわかる。特に大きな点は、メモリの変更だ。DDR3LからDDR4へと変更が行われたことで、CPU内蔵グラフィックスのパフォーマンスなどが向上しており、より快適な動作が可能となっている。さらに最大搭載容量が16GB(8GB×2)から、32GB(16GB×2)に増加しており、BTOで32GBメモリを選択すればクリエイティブな用途も快適にこなすことができるだろう。またUSB 3.0からUSB Type-C、VGAからmini DisplayPortへの変更というインタフェースの切り替えも行われており、最新モデルとしてより使い勝手が向上した。

すでに完成度が高かった旧モデルをさらにブラッシュアップした「MB-W870S-SH2」は、大型ディスプレイを搭載したノートPCをお探しの方に安心しておススメできる。

マウスコンピューター/G-Tune

(マイナビニュース広告企画:提供 マウスコンピューター)

[PR]提供:マウスコンピューター