ライフスタイルに英会話を取り入れるために
勉強時間は、ある程度同じタイミングになるよう設定した。15時頃のリフレッシュを兼ねた15分と仕事終了後の切り替えに15分。自宅で仕事をしていると一日誰とも話さない日があるだけに、声を出すことがリフレッシュや気分を切り替える効果にもなるだろうと考えたからだ。
またその時は、家の中でもあえてイヤホンを使って聞くようにした。筆者は普段からイヤホンをノイズキャンセリング的なツールに使うことが多いが、集中力も増す。実際にお手本の音声がダイレクトに頭の中で響き、発音やイントネーションの細かい部分までよく聞こえていたので、これは個人的にオススメしたいところ。家ならばしっかり声も出せるので「s」と「th」、「l」と「r」、「b」と「v」といった英語独特の発音、「できるだけ大げさに」と言われたイントネーションや母音の長短なども意識しつつ繰り返すようにした。
さらに、マイク機能を使って録音した自分の発音を採点してくれる「発音トレーニング」をテスト用に時々追加し、正しい発音ができているかの確認もした。すごく簡単だと思っていた単語でも意外と満点が出ないので、悔しくなって何度か繰り返す。それだけに「100点!」の表示が出ると妙に嬉しく、褒められるとがんばろうという気になるから不思議だ。
取材や打ち合わせの日は、電車内で聞き続けられる「"英語の耳"になる! 基本30のルール」などのリスニング系教材を中心にした。移動中は口に出せないため聞いて慣れることを意識したが、短文中心の教材を選んだのがよかった気がする。時間が細切れになりがちな移動中でも問題の前後を気にせず、聞くことに集中できたからだ。ちなみに電車内ではキーボードをスライドさせたミニタブレット型で使ってみたが、本当に場所も取らず使いやすいと感じた。