英会話をやり直したい私の手元に届いた「EX-word RISE」
海外出張や外国人の方の取材など、英会話に触れる機会が増えてきたことを実感する昨今。先方の言葉や気持ちがもう少しわかれば深く聞けるのに……。と悔しく思うこともあり、そろそろやり直しに本腰を入れるべきかと思い始めるようになった。でもスクールに行く時間や費用を捻出できないしなと2カ月前。マイナビニュース編集部から突然「EX-word RISEでどれだけ英会話を上達できるか挑戦してみませんか?」という依頼が飛んできたのだった。
「EX-word RISE」とは、電子辞書でおなじみのカシオが発売した英会話学習の専用モデル。「ジーニアス英和辞典」などの辞書や「キクタン」など30種以上の英語教材が収録され、ヒアリング・スピーキング・リーディングをまんべんなく学ぶことができる。また、レベルに適した教材表示や学習の進捗状況をグラフで示してくれる「English Training Gym」という、モチベーション維持の強い味方も。文庫本サイズにチルト型液晶とスライド型キーボードを納めたシャープなデザインで、ノートパソコン風、PDA型、ミニタブレット型の3WAY利用ができる。カバンの中でもかさばらないので、通勤時の電車や休日のカフェなどでも活躍してくれる一台だ。
ハーバード大学院卒・REINAさん直伝「英会話上達のコツ」
まずは英会話上達のコツを学びましょうと招集された場所は、表参道の芸能事務所。約束時間の10分前に到着すると、突然「英会話のレベルテストがある」と言われる。聞いていません~とうろたえているうちに、なんとREINAさんが登場。
ちなみに、REINAさんは米国ニュージャージー出身の日本人。ハーバード大の大学院を卒業後、アメリカ政府関連の職に関わりながら2014年に来日、翌年お笑いコンビを結成という面白い経歴の持ち主だ。「Abema Prime!」でコメンテーターとしてビシビシ国際問題に切り込まれているのを見たことはあったけれど、そんな方から直々にコツを伺えるとは……。
――「Abema Prime!」って海外の方のコメントに同時通訳は入りませんよね。アナウンサーさんのまとめだけで、日本のメディアもここまで来たのかと驚いていたんです。あの時もそうだったんですが、私は英語がなかなか聞き取れないんですよね。英語の記事はある程度読めるのに、聞いたり話したりに緊張しちゃって。
REINA(以下R): 私もよく相談を受けるのですが、そう仰る方は本当に多いですよ。皆さん中学高校と勉強されてきたので文法の知識や語彙力はすごく高いのですが、アウトプットにつなげる訓練だけが抜けたままなんです。だから、その知識をコミュニケーションにつなげられさえすればきっと話せるようになるはずです。
――知識とコミュニケーションをつなげるよい方法ってあるんですか?
R: まずは呼吸の仕方や口の動かし方、舌の筋肉を鍛えるところからですね。英語のスピーキングは日本語とまったく違うので、そこが改善できればリスニングにもつながります。日本語は抑揚やペースが一律で息継ぎの機会が多いので、肺活量を約30%しか使っていません。でも英語だとワンセンテンスを一息で言い切るので、肺活量の70%を使います。だから単語をつなげて短縮する場合も多いですし、その例に慣れることも必要ですね。
――なるほど!
R: リスニングとスピーキングが上達すると自信につながって「話したい」と思えるようになります。英会話はメンタルも大きいんです。喋るのが恥ずかしい人、正確に伝えたいからと考えすぎる人、文法を意識しすぎて何も言えなくなる人、いろいろいます。新しい言葉を学ぶのだから、開き直ってまっさらな状態で始めればいいんです。
――でも、どこから始めればいいのかがなかなかわからなくて。
R: 私ならシャドウイングをオススメします。聞いて耳に入った音をすぐ口で言う訓練です。単語の意味を考えず音楽のように出すとイントネーションやリズム、ペースが身につきますから。
――だとすると、EX-word RISEに入っている「キクタン」のチャンツあたりがぴったりかもです。単語を聞いてすぐ真似する教材なので。
R: そう、シャドウイングの重要なポイントはすぐ真似することです。時間が少しでも空くと脳が意味を知ろうとして単語を探すので、音に100%集中できないんです。だから何も考えずにやり続けることが大事。脳や口の筋肉が勝手に覚えていきますからね。ただ音を出すだけなので最初は照れると思いますが、それをこえれば相当効果的ですよ。
――照れずに取り組むコツなんてあるのでしょうか…。
R: そうですね……。自分の殻を破って新しく英語脳をつくるなら、自分に新しいキャラをつけるといいと思います。英語を話す私は「楽しくてエネルギッシュ」と決めたら、そのキャラを演じながら話すとか。すると、だんだん生まれ変わることが楽しくなるんです。実は私も英語と日本語ではかなり性格が違います(笑)。
――お話を伺っていると何もしてないのにできそうな気がしてきました(笑)。
R: そうですよ! せっかくなんだからがんばりましょうよ!
――「EX-word RISE」も手元にありますし。
R: 英語を始める皆さんが二の足を踏むことに、本を持ち歩いたり教材を印刷したりが面倒ということもあるんです。だから一台でトレーニングができる教材があるなら、なおベストだと思いますよ。