――そもそもカホンとは、中南米発祥の打楽器なのですが、見た目は空洞の直方体の形状をしており、本体にまたがり打面を手で叩いて演奏します。非常にコンパクトながらも、色々なバリエーションのリズムを奏でられるので、様々なスタイルの音楽に合わせられます。ストリート・ライブでドラム代わりに使っている人も多いです。
――で、今回使用する、ローランドの『EC-10』は、形は普通のカホンと同じですが、同社の電子ドラムのセンサー技術と音源とスピーカーの搭載により、本来カホンが持つアコースティックの音と内蔵された様々なサウンドを重ねて鳴らせる、ハイブリッドなカホンなんです。
内蔵されたサウンドは、一般的なドラムを始め、タンバリンやマラカスのようなパーカッションなどの「リズム楽器」から、ダンスミュージックで使われるようなシンセ・ドラムまで、幅広くカバーし比較的簡単なカホンの演奏方法をつかってバリエーション豊かなリズムを創出できます。
もちろん「カホン」の音も入っているので、アコースティックのカホンと、内蔵サウンドのカホンを重ねて、普通のカホンには出せないような音量で演奏することも可能。アコースティック・カホンだと「ちょっと足りない」という部分をカバーしてくれるのが、この「ハイブリッド」なカホンの特徴ですね。本体のみで動かせる電池駆動やアウトプット端子も搭載しているので、幅広いシーンで活躍する一台です。
――実際に聞いてみてどうでしたか?
すごいかっこいい!! 叩いている人の雰囲気もすごく好き。すごく響くし、シンプルな見た目なのにいろんな音が入っている。
なんでいろんな音がでるのかわからない……。
すごい響くし!
――そうなんですよ。カホンはシンプルなビート(リズム)から複雑なものまで、いろんな音楽に合わせた演奏ができます。その特徴に加えて音がたくさん入っているので、幅が広がります。皆さんもダンスをされているということなので、よかったらカホンのシンプルなビート(リズム)をバックに踊ってみませんか?
うん、やってみます!!
初めてだし、どうなるかわからないけど……大丈夫かな。でもやってみます!