平成20年以降、文部科学省が発表した学習指導要領により、学校の授業でダンスが導入されている。ダンスやリズム感というとどうしても苦手意識のある大人達とは異なり、音楽やダンスが身近にある今の学生はまさにリズムネイティブな世代と言える。
そんな彼女たちに、中南米発祥の打楽器『カホン』を見せてみた。リズムという共通点はあるものの、互いにとってジャンルを超えたコラボ。一体彼女たちは何を感じるのだろうか。エイベックス・アーティストアカデミーでダンスを習う女子高生ダンサーたちに話を聞いた。なお、記事末尾では彼女らのダンス風景も動画で紹介しているので、そちらもチェックしてみて欲しい。
いまどきの女子高生の間では何が流行っている?
――カホンの音を聴いてもらう前に、まずは色々とお話を聞かせて下さい。ダンスの時はどんな音楽をセレクトしているんですか?
ジャスティン・ビーバーは使うよね!!
あと、クリス・ブラウンとか……。
本気でやる時は曲とリズム重視です。文化祭でやるなら皆が知っている曲。盛り上がれる曲。音楽はサウンドクラウドから選んだり、街で聞こえてきていいなと思った曲は『Shazam』っていう音楽アプリを使って探しています!
――ダンスやバンドなど音楽に関わることをやっている子は、学校でどのくらいいるんですか?
ダンスの授業があるから皆やっているけど、授業プラス、学校外でもダンスしている子は多いです!
バンドを組んでいる人もけっこういます! 軽音楽部でがっつりやっている友達もいますし、J-ROCKとか流行っているから。
――皆さんはどこでパフォーマンスを披露したりしているんですか?
発表会がスクールではあるのですが……。学校は文化祭にでるのも大変なんですよ。ダンスコンテストっていう枠があって、まずはデモを動画で送り、審査されてそこからようやく実技。予選を2回も勝ち抜かなきゃならないんです……。選ばれるのはたった5チームで、皆、ガチなんです。既にテレビに出ている子とかも沢山いるもん。
――なんだか普通の芸能オーディションと変わらないですね!