可動域が広く柔軟な配置が行えるアーム

それでは「WiT」のディテールを見ていくことにしよう。ランプ本体のボディはアルミ合金や亜鉛合金で構成されており、全体でW590×D220×H625mmものサイズまで広がる。このようなライトをしっかり支えるため、台座は非常に重厚で、その重さは実測で3.38kgだった。全体の重さが約4.7kg‎なので、大半を台座が占めるというわけだ。

WiT e-Reading Lamp(LEDランプ本体)、台座、電源アダプタ

非常にしっかりとした台座。その重量は実測で3.38kgにもなり、本製品の大部分を占める

アームと一体化されたLEDランプ本体と台座の連結部。最後にネジを締め付けて固定する

WiTの使い勝手を高めているのが、アームの広い可動範囲だ。1つ目のジョイントは80度の角度で、2つ目のジョイントは120度の角度で稼働するため、高い位置から低い位置、デスクの端から端までライティング位置を変更可能。またLEDライトとの接合部にはボールジョイントが用いられており、上下左右45度の範囲に光の向きを変えられる。

非常に柔軟なWiTのアーム。折りたたんだ状態から最大限まで開いた状態にすると、これほどまで高さが変わる

LEDライトとの接合部にはボールジョイントを採用。上下左右45度の角度でグネグネと自由に向きを調整できる

ケーブルは布巻き加工が施されており、アーム内部を通して配線されている。アームの根元から伸びるケーブルの先はメスアダプタとなっており、オスアダプタを備えたACコンセントを繋ぐことで電源を供給する。配線のしやすさやケーブルの破損防止が考慮された設計だ。

ケーブルにはグレーの布が巻かれており、アームの内部を通って台座付近まで伸びる

ケーブルの終端はメスアダプタとなっており、オスアダプタの付いた付属ACアダプタと接続してコンセントに挿す

ロータリーノブで、仕事中はクール、休憩中はウォームに

LEDランプの操作は、ランプ上の金属リングと、ロータリーノブによって行う。金属リングは電源スイッチとなっており、軽く触れるとオン/オフだ。約2秒間触れ続けるアイケアモードのオン/オフとなり、オンにすると金属リング根元がグリーンに光る。ロータリーノブは明るさと色温度を調整する機能を持ち、ノブを時計方向に回すことで明るさや色温度が上昇、反時計方向で下降する。明るさと色温度を切り替えるのには、ノブを上から押す。

電源のオン/オフは金属リング、明るさと色温度はロータリーノブで調整

金属リングに約2秒触れ続けると、アイケアモードがオンになり、グリーンのLEDが点灯する

なお、試用機で変更範囲を探ったところ、明るさは22段階、色温度は13段階で調整が行えた。ステップごとの違いを写真にまとめたので、参考にしてもらえれば幸いだ。なお公称の最大消費電力は18Wだが、明るさごとの消費電力をワットチェッカーにて測定したところ、色温度5700K(クール)では3W~14W、色温度2700K(ウォーム)では3W~14Wという結果になった。

色温度5700Kで明るさを変えたところ。左から、明るさ+22(最大)、明るさ+11(中間)、明るさ+0(最低)の状態

色温度の変化の様子。左から、+13、+8、+4、+0。目に見えて色温度が変化するため、部屋の雰囲気がガラリと変わる