「BenQ」といえば、映像機器に関する高い技術力を持ち、液晶ディスプレイやプロジェクターといった分野で高いシェアを誇る台湾のメーカーだ。日本では、特にゲーマー向けディスプレイやDLPプロジェクターなどが名高い。そんなBenQが、映像機器で培った「アイケア」テクノロジーを用いて、デスクライトを開発した。それが今回紹介する「WiT Eye-care(ウイッツ アイケア照明) デスクライト」だ。

映像機器メーカー「BenQ」のLED照明「WiT Eye-care(ウイッツ アイケア照明) デスクライト」

LEDバックライトで培ったノウハウがデスクライトに

IT化が進んだ現代、眼精疲労の問題はより深刻化している。BenQはそんな目の疲れを重要課題としており、液晶ディスプレイでも早くから「フリッカーフリー」などのテクノロジーを導入。世界中で高い評価を得てきた。液晶ディスプレイは、液晶パネルの背後から照明を当てることで画面を明るくしている。つまり液晶ディスプレイメーカーとは、照明をコントロールする技術を備えた企業なのだ。「WiT Eye-care デスクライト」は、BenQがこれまで積み上げてきたLEDバックライト技術をデスクライトに応用した製品となる。

LEDバックライト技術に定評のあるBenQの考えるLEDライトが、この一風変わったフォルムを持つ「WiT Eye-care デスクライト」だ

WiTが備える新しいLEDライトの特徴

「WiT」の名称は、“Wide”、“Intelligent”、“Tailor-made”の頭文字からつけられたもの。この3つがそのまま本製品の特徴となる。1つ目は、WiTの外観における最大の特徴ともいえる湾曲したLEDライトにより、一般的なデスクライトより150%も広い範囲をカバーできる「ワイド」さだ。スマイルマークの口に見えるこの湾曲を、BenQは“スマイルカーブ”と名付けている。

LEDを湾曲配置した“スマイルカーブ”設計により、広い範囲にやさしい光を届けることができる

2つ目は、LEDライトに取り付けられたアイケアセンサーによる「インテリジェンス」な自動調光機能。周囲の照度を自動で測定し、明るさと色温度を設定してくれる。液晶パネルや書類など、ユーザーが何を見ているかによって最適な照明は変わるものだが、環境に応じた照明で目を保護してくれるのだ。なお、BenQの液晶ディスプレイでお馴染みのフリッカーフリー技術により、LEDライトのちらつきもゼロに抑えられている。

アイケアセンサーによって最適な光を提供。BenQおなじみのフリッカーフリー技術も搭載し、ちらつきを防いでいる

3つ目は、ユーザーが自由に、活幅広く色温度を調整できること。WiTは、照明の色温度を2,700Kから5,700Kまでの間で調整可能。リラックスして本やタブレットを読みたいときは色温度を下げてウォームに、液晶ディスプレイや書類を見ながら集中して仕事をしたいときは色温度を上げてクールにと、ユーザーに合わせた「テーラーメイド(オーダーメイド)」な光を選択できる。

光の色は人間の感覚に大きな影響を与えるといわれる。WiTは集中したいとき、リラックスしたいときで色温度をユーザーが自由に変更可能だ