これこそゲーミングPC?! バックライトカラーを自由に選べるキーボード

17.3インチもの液晶ディスプレイを備えている「NEXTGEAR-NOTE i71101SA1」。その余裕を活かして、キーボードにはテンキーまでしっかりと搭載している。さすがにEnterキー周りこそいくぶん独自の配置がみられるが、全体的なキー配列は癖が無く、とくに迷うことなく利用できるだろう。また、ゲーム時に使用頻度の高いキーはマルチキーロールオーバーに対応しているため、ほぼ同時にキーを押してもしっかりと入力される。PCゲームで使用頻度の高い"W"、"A"、"S"、"D"キーが縁取りされているのもG-Tuneモデルならではといえるだろう。

テンキー付きキーボード全体の様子。スペースに余裕があるため、キー配列も素直で打ち間違えは少なそうだ

そして本機の外観上の最大の特徴が、キーボードにLEDバックライトが埋め込まれている点だ。ただ光るだけでなく、プリインストールされている専用のアプリ「Flexikey」を利用することで左、中央、右の3つセクションごとに自由にライトの色を変えることができるうえ、その点灯パターンも選ぶことが可能。さらに、天板に内蔵されたLEDライトの色も同じように変更できる。暗い室内での視認性向上という実用面だけでなく、見た目にも楽しいギミックだ。

専用アプリ「Flexikey」でバックライトを変更したところ。このアプリではLEDの調整のほか、マクロキーの登録なども行える

LEDバックライトの様子。明るい場所では最大輝度にしてもそれほど目立たないが、室内を暗くすると視認性の高さがわかる

タッチパッドには、パッドと左右ボタンが独立したタイプを採用。スライド式の指紋センサーも備えており、セキュリティ面の信頼性も高い。またクリックボタンはカチカチとしたクリック感のあるタイプではなく、キーボードと同じスイッチが使用されているのも特徴。ゲーム時にはマウスを使用される方が多いと思うが、ゲームプレイ時だけでなく日常利用時にも確実な操作が行えるだろう。

パッドとクリックボタンが完全に独立したタッチパッド。ボタンのスイッチにはキーボードと同じものが使用されている

なお内蔵ハードウェアは、背面のネジを外すだけで簡単にアクセスが可能。内部には、CPUとGPU×2を冷却するための黒いヒートパイプが物々しく這っている。それぞれのプロセッサにひとつずつシロッコファンが用意されており、個別のファンで確実な冷却を行う仕組みだ。これだけのハードウェアを動作させるとなるとファンの音が気になるところだが、ノートPCとしては厚みに余裕があるためか、最新ゲーム動作時でも思いのほか騒音が耳につかないのは意外な発見だった。ちなみにファン速度は、専用アプリ「Control Center」を利用して調整も可能だ。強制的に排熱を行いたいときは、最大回転で急冷することもできる。

「NEXTGEAR-NOTE i71101SA1」内部の様子。ブラック塗装のヒートパイプとシンク、そしてファンがCPU、GPUそれぞれに取り付けられている。左下にはHDD2追加スペースが確認可能

インストール済みの専用アプリ「Control Center」。ファン速度やパワーマネジメント、Winキーの動作禁止など本体のさまざまな設定が行える