次に、SSD向けベンチマークソフト「AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293」を利用して、パフォーマンスを計測してみた。転送速度の測定では、250GBモデルのシーケンシャルリードが425.29MB/秒、シーケンシャルライトが373.96MB/秒、1TBモデルのシーケンシャルリードが426.44MB/秒、シーケンシャルライトが410.43MB/秒となった。こちらも、CrystalDiskMarkの結果とよく似ているが、シーケンシャルライトは1TBモデルのほうがやや高速だった。
IOPSの計測結果は、250GBモデルの4K-64Thrdでのリードが32,811IOPS、ライトが23,324IOPSで、1TBモデルの4K-64Thrdでのリードが35,465IOPS、ライトが36,215IOPSだ。ライトに関しては、1TBモデルのほうが高速なようだ。これはターボライトテクノロジーでバッファが有効になる領域が、全体容量の大きな1TBモデルのほうが多いためだと思われる。
AS SSD Benchmarkには、巨大な単体ファイルのコピーを想定した「ISO」、小さなファイルを多数コピーすることを想定した「Program」、さまざまな大きさのファイルが混在した場合のコピーを想定した「Game」という、3種類のファイルコピーテストが用意されている。ファイルコピーテストの結果は比較的、実使用での体感速度に近い。
250GBモデルのファイルコピー時の転送速度は、ISOが183.71MB/秒、Programが103.08MB/秒、Gameが158.65MB/秒だ。一方の1TBモデルは、ISOが180.42MB/秒、Programが92.59MB/秒、Gameが151.97MB/秒となった。
コンプレッションベンチマークも実行した。コンプレッションベンチマークは、圧縮が効かないランダムデータから、同じ値が続く圧縮しやすいデータへと、連続的にデータ構成を変えて、転送速度を計測するテストだ。T3は250GBモデルも1TBも、グラフに多少の上下はあるものの、安定した転送速度を保っている。