このほか、全国のJUNO-DS取り扱い楽器店のスタッフにはアンケートという形で、同製品の印象などを聞いてみた。各店舗とも、オリジナリティある個性的な店舗展開をしていることがうかがえる。
・島村楽器 神戸三宮
来店客の年齢や性別について「大学生や高校生などの軽音楽部などのお客様がとても多い」と回答した島村楽器 神戸三宮の萩尾さんは「バンドでキーボードパートを担当しているという人が多く、88鍵のステージキーボードを探している人も多いため、JUNODS88をオススメしています」と回答。店舗で購入するメリットについては「JUNODSでは、特にピアノの音を実際に聞いていただいております。Webでは分からない音のニュアンスや、タッチなどを実際お確かめください」と紹介した。JUNO-DSに向いているジャンルについては「やはりバンド。抜けの良いピアノの音色がライブに最適です。マイクも接続でき、ピッチコレクトなど、マイク専用エフェクトも搭載しているので、弾き語りにもオススメです。電池でも駆動しますので、ストリートライブでも重宝します」とのことだった。
JUNOユーザーの声として「ご購入いただいた皆様からは特に『使いやすい』というお言葉をいただいています。当店での好評な88鍵タイプを購入されたお客様からは、タッチも機能も価格以上、と好評を頂いています」。JUNOシリーズのイメージについては「軽く、操作が簡単で、音が良い。JUNO-DSは61鍵モデルで5.3kg、88鍵モデルで16.2kg。数あるキーボードの中でも軽量で、持ち運びされる方にも好評です。バンドのキーボーディストが求めるものも全て揃っています。前作JUNO-Diが長期に渡り人気だったことから、安心感もありますね。新機種となるJUNO-DSですが、そんなJUNO-Diとデータの互換性もあります。JUNO-Diユーザーで、今まで慣れ親しんだ方も安心です。これは他のシンセサイザーにはない素晴らしい特徴だと思います」と回答した。
個人的にお気に入りのポイントについては「マイクが接続できて、弾き語りでの使用ができるのはもちろん、ボコーダーとして使用したり、ピッチコレクト機能が搭載されていたりと、このクラスの他のキーボードには無い機能が満載です。音色をレイヤー/スプリットした場合のUPPER/LOWERレベルも専用スライダーで簡単に調整することができます。直感的で、とても実践的ですね。そして、パッドは光る色を変えられます。バンドのカラーやご自身のイメージカラーなどを設定すれば、演奏時の気分が盛り上がること間違いなしです」。
このほか、店頭での試奏に関しては「JUNO-DSにはプレビュー機能があります。聞いてみたい音色を呼び出したら、『SHIFT』を押しながら『NUMERIC』を押してみてください。その音色のプレビューが流れます。また、シーケンサー機能でデモ曲を聞くのもいいですね。『PATTERN SEQUENCER』ボタンを押し、再生を押すとJUNO-DSの音色で構成された曲を聞くことができます」と解説した。
・島村楽器ミーナ町田店
島村楽器ミーナ町田店デジタル楽器の東(あずま)さんは「地域最大級のデジタル専門店として、ビギナー向けのシンセから、プロ用のハイエンド機材まで多数取り揃えています。年齢層は幅広いですが、町田周辺には大学や専門学校が多くあり、学生さん達が沢山ご来店されています。もちろんビギナーのお客様もたくさんいらっしゃいます」と紹介。
JUNO購入者の主な使用目的は「一番多いのはやはりバンドでの使用です。特に部活や音楽サークルに入っている学生さん達は、シンセといえばJUNO! みたいなイメージがあり、最初からJUNO目当てにご来店される方もいます。また作曲など音楽制作用のシンセとして購入される方もいます」。
JUNO-DSに向いているジャンルは「新しいJUNO-DSには非常に幅広いプリセット音色が用意されているので、どのジャンル問わず活用できると思います。最近の音楽シーンはROCK系などでもシンセ音を効果的に使われているケースが多く、楽曲をより個性的なものにする上で、シンセサウンドは欠かせないものとなっています。ですので、バンドのコピーをする時も、音色を忠実に再現させるだけでなく、JUNO-DSの多彩なサウンドを活かした自分なりの音色や演奏フレーズを弾いてみるのも楽しいと思います」。
JUNOユーザーに喜ばれている特徴として「JUNO-DS最大の魅力は、とにかく操作が簡単という点だと思います。非常に多機能でありながら、普段よく使うであろう基本的な機能だけを操作パネル上にレイアウトし、説明書を見なくても誰でもすぐに使えるという点が素晴らしいと思います。最近はガールズバンドをやっている女の子のプレーヤーさんも沢山いるので、女性でも運びやすい軽量設計というのは喜ばれています」。
JUNOシリーズのイメージについては「とにかく簡単に使えるというイメージがあります。従来、シンセサイザーはボタンが沢山付いていて、何の機能がどこにあるのか分からない、ビギナー向けの楽器とはいいがたいものでした。そのイメージ・概念を変えたのがJUNOだと思います。人間工学に基づいた使いやすさを徹底的に追求し、機械が苦手な方でも安心して触れるという点は、シンセサイザーの歴史の中で革命的なもの。これなら自分でも使いこなせそう、と思える操作パネルのデザイン性が最大の強みだと思います」。
個人的にお気に入りのポイントについては「特にピアノ音色は表現力が増しているので、弾き語りなどでも大いに使えます。あと待望のサンプラー機能が付いた点も大きいです。色々な効果音を仕込んでおいて、ライブでオーディエンスを驚かせるのに活用できると思います。また作曲をする人にとって、イメージを広げていく上でパターンシーケンサーが備わっているのも良い点です。パソコンだと起動してから作曲画面にたどり着くまでに数分かかりますが、JUNO-DSであれば、その「数分」内で曲のモチーフが作れます。クリエイターにとってインスピレーションを瞬時に表現し形にできることは、創作する上で実は一番重要なことだと思います」。
店頭での試奏については「JUNO-DSには音色の表現を確認するプレビューモードがあるので(NUMERIC+SHIFTボタン)それを聴くだけで鍵盤楽器が弾けない方でもイメージができると思います。また内蔵のパターンシーケンサーを再生すれば、ハイクオリティーなサウンドが聴けるので、より実践的な活用のイメージもできると思います」と回答した。
・島村楽器 札幌ステラプレイス店
島村楽器 札幌ステラプレイス店の河田さんは、店舗の特長について「札幌駅直結の、とても立ち寄りやすい雰囲気のお店です。幅広い年齢層の方にご来店いただいていますが、初心者の方もかなり多いのでご安心ください。特に最近は女性のお客様が多いですね。シンセ女子歓迎! 」とコメント。
JUNO購入者の主な使用目的は「バンド活動で使用されるお客様が多いです。また、音の良さから、弾き語りメインのお客様にも好評です。JUNO-DSには88鍵ピアノタッチモデルがありますが、こちらを家置きの電子ピアノの代わりとしてご購入された方もいらっしゃいました。さまざまなシーンにマッチするキーボードと言えます」。
JUNO-DSに向いているジャンルは「やはりバンドで使って欲しい一台です。JUNO-DSの音色を聞いてみると、イマドキのサウンドが多いことがわかります。バンドシーン最前線でメイン機として活躍できるキーボードだと思います。また、JUNO-DSシリーズは電池で動くことも特徴のひとつですね。マイクインプットやマイク専用エフェクトも搭載しているので、ストリートライブでも重宝しそうです」。
JUNOユーザーに喜ばれている特徴については「JUNO-DSは61鍵モデルで5.3kg、88鍵モデルで16.2kg。数あるキーボードの中でも軽量です。ただ軽いだけでなく、頑丈さも兼ね備えています。持ち運びの機会の多いキーボードですので、頑丈さは重要ですね。音も良く、とくに音色番号の頭にSのつく、新規搭載音源は必聴です。また、Rolandの音色ダウンロードサイト『AXIAL』にはJUNO-DS用の追加音色がスタンバイされています。日本の音楽シーンを牽引してきた、珠玉の音色群をぜひお試しいただきたいです。JUNOといえば簡単操作。前作JUNO-Diでも好評であったカテゴリボタンは今作でも健在です。目的の音をすぐに呼び出すことができるので、ストレスなく操作できます」。
JUNOユーザーの声として「ご購入いただいた皆様からは、音が良い、軽い、簡単、デザインが良いなどのお言葉をいただいています。まさにJUNO-DSのコンセプト通りですね。なかには、歴代ローランドシンセを使ってきたヘビーユーザー様からも『必要な機能は残してシンプルなのに、価格以上の音がする』と好評をいただいています」と紹介。
JUNOシリーズのイメージについては「ザ・定番。安心感があります。軽く、操作が簡単で、音が良い。そのコンセプトでJUNOシリーズは皆に愛され、前作JUNO-Diのユーザーはとても多いです。新機種JUNO-DSですが、JUNO-Diのユーザーさんも見捨てることはありませんでした。なんとJUNO-Diとデータの互換性があるのです。今まで慣れ親しんだJUNO-Diの音も出せる。これは他のシンセサイザーにはない素晴らしい特徴だと思います」。
個人的にお気に入りのポイントについては「本体パネルにキータッチ変更のスイッチがついていることです。エディット画面を呼び出さなくても、手元のボタンでスピーディーにキータッチを変更できるのは大変嬉しい。手元にあるといえば、音色をレイヤー/スプリットした場合のUPPER/LOWERレベルも専用スライダーで簡単に調整することができます。本体右側のパッドはサンプルパッドやシーケンサー起動時のトラック選択ボタンとして動くのですが、通常時はベロシティメーターとして動作します。弾く強さによって色が変わるので、キータッチ変更の目安として使うのもアリですね。光る色は変更できるので、自分だけのオリジナルカラーに設定してみてはいかがでしょうか」。
店頭での試奏については「JUNO-DSにはプレビュー機能があります。聞いてみたい音色を呼び出したら、SHIFTを押しながらNUMERICを押してみてください。その音色のプレビューが流れます。また、シーケンサー機能でデモ曲を聞くのもいいですね。PATTERN SEQUENCERボタンを押し、再生を押すとJUNO-DSの音色で構成された曲を聞くことができます」と紹介していた。
・石橋楽器店 御茶ノ水本店
石橋楽器店御茶ノ水本店では「イシバシ楽器御茶ノ水本店は、10代の学生の方から50代以上の方まで幅広い層の方にお越しいただいております。御茶ノ水は学生街と会社街がクロスオーバーする街のため、学校、お仕事帰りの方のご来店も多く見受けられます。女性のお客様や、初心者の方も多くお越しいただいております」と店舗を紹介。
JUNOユーザーに喜ばれている特徴については「5.2kgと軽量のため、ソフトケースを背負って運べるところ。音源をパッドでならせるようになったので、バンドの音源を入れておいて、ワンタッチでならせるところ。簡易シーケンサーも搭載したため、ライブだけでなく曲作りをスケッチ的に簡単に行えるようになったところ」。
個人的にお気に入りのポイントについては「JUNO-DIに搭載されていなかった新規音色が、DSという名前のカテゴリで簡単に検索できるようになったところ。販売する側としても新規音色を説明しやすいです。また、音色拡張ライブラリー・サイト Axialから、音色拡張ライブラリー EXP シリーズを1タイトル読み込み可能になっており、音色も拡張できるので長く使えるアイテムかと思います」と解説している。
・石橋楽器店 名古屋栄店
石橋楽器店 名古屋栄店では「ギターやベース、ドラム、キーボードなどのバンド楽器から管楽器、PA、レコーディング機器などを主に取り扱っており、音楽教室もございますので、年齢や性別、音楽経験問わず、幅広い層のお客様にご利用いただいております」と店舗を紹介。JUNO購入者の主な使用目的は「実際に購入された方のほとんどは趣味や部活、サークルでバンド活動をされている方でしたが、作曲で使用されたり音楽教室で使用されたりする方もいらっしゃいます」。
JUNO-DSに向いているジャンルは「ナチュラルなピアノ音源から分厚いリードシンセ、EDM系のリズムキットまでかなり幅広いシーンに対応した数多くの音色が搭載されていますし、しっかりした音源ですので、ライブパフォーマンスをする方で上位機種クラスに搭載されている音色、機能が欲しい方や、細かな音作りがしたいということでなければ多くの方にオススメできます」。JUNOユーザーの声として「エントリーシンセの代表と言っても良いモデルですので、部活/サークルの先輩や友達など周りで使っている人が多いという理由で安心する方は多いようです、また最近は人気女性ミュージシャンが使用していたりして、憧れて選ぶ学生の女の子も多くいらっしゃいます」と紹介。
JUNOシリーズのイメージについては「今のエントリーシンセはJUNOに限らずどれも高音質、軽量、高機能でコストパフォーマンスも良いですが、JUNOで信頼出来る点は頑丈でスマートな所ですね、単純に持っただけでもかなりしっかりしているのが分かりますし、実際壊れにくく普及数のわりに修理持込などが少ないです。それでいて軽くスリムなので頻繁に持ち運びする方には安心してお勧めできます」。
個人的にお気に入りのポイントについては「マイク入力とボーカルエフェクトが有り電池駆動、が出来るので、弾き語りやボーカル/ピアノデュオであればマイクと電池駆動のアンプスピーカーを用意するだけでかなり気軽で簡単にパフォーマンスが出来ます。オーディオ・サンプルの再生もでき、SEを流したりする事も可能なので、十分お客さんを楽しませられると思います」。
店頭での試奏については「試奏と言っても上手く演奏する必要は一切無く自分の好きな音が見つけられれば良いわけなので、指一本でもいいのでとりあえず音を出して比べてみれば良いんじゃないでしょうか」と紹介した。
・三木楽器 心斎橋店
三木楽器 心斎橋店では「学生世代から中高年のお客様まで、幅広く来店頂いています。若年層は女性が多く、年配ほど男性が多いかと」と店舗を紹介。JUNO購入者の主な使用目的は「JUNO購入層は殆ど学生。クラブ活動用(バンド)目的が多い」、JUNO-DSに向いているジャンルは「ROCK、POPSが向いている。アクティブに持ち運びをする方にオススメしています」と紹介した。
店舗で購入するメリットについては「シンセサイザーは基本的に本体単体で販売されるものが多いので、最低限必要な周辺機器など、実際に見て触れて選んでいただけます。初心者の方ほどメリットが大きいのでは」。JUNOユーザーの声としては「簡単に操作できる。フェイバリット機能がわかりやすい。学校でDやDi使っている。先輩も使っている」と紹介。
JUNOシリーズのイメージについて「バンドでの使用に必要な機能をしっかりカバーしている。JUNOを選べば間違いないと自信を持って言える事」、個人的にお気に入りのポイントについては「画面が見易い。Dシリーズで始めてシンセEDIT機能がついた事、それを分かり易く確認できながら操作ができる」。
店頭での試奏については「キーボードが始めての方は、弊社には演奏できるスタッフが多いので、是非声を掛けてください。音色それぞれの演奏方法で出音を確認して頂けますよ。シンセサイザーにはフレーズで聞かないと魅力が分からない音がたくさんあります」と紹介した。
(執筆:大石はるか)
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