選ばれたのは、「カップホルダー」でした!

なるほど。カップホルダーかぁ。かなり実用的だし、普通に自分が欲しかったのですが、そういうことなら皆さんが毎日使いたくなるようなイイ感じのやつを作っちゃいますよ!

といっても、やっぱりド素人なので、一人では不安……ということで、前回もアドバイスいただいたシーメンスPLMソフトウェアの榑谷さんに教えていただきながら作ることにしましょう。さっそく「Solid Edge」を起動して、と。

さあ、榑谷さん! まずはどうしましょうか!?

いきなりの全振りに戸惑い気味の榑谷さんですが、優しくアドバイスしてくれます。

「そうですね、まずはカップホルダーに入れるカップから作るといいですよ。実際にどれくらいのカップを入れるのか、サイズ感を決めないといけませんからね」

なるほど。たしかに言われてみればその通りですね。それじゃあ、スターバックスのトールサイズのカップを作りましょうか。

カップは円柱形。この程度のものなら、Solid Edgeを使えばあっという間に作れます。天面と底面それぞれの半径と高さを入力して断面を作ったら、あとはこれを360°くるっと回してしまえば、外形の出来上がりです。

断面→くるっと廻して→外形が簡単に完成!

これだけだと中身まで素材が詰まったただの円筒なので、「側壁(シェル)」機能を使って中抜きします。こういったよく使われる設計は、ワンクリックで簡単にできるようになっており、しかもソフトの見た目や使い勝手がOfficeソフトに近いので、一度覚えてしまえば迷うこともありません。

側壁(シェル)機能を使って中抜き! カップっぽい形になってきました

縁を整えてカップが完成したら、次はいよいよカップホルダー本体にとりかかりましょう。まずはホルダーになる板を描き、そこにカップがはまる穴を空けていきます。穴が空いたら、先ほどのカップを「アセンブリ」(組立)します。こうすることで、実際にどう使えるのかがわかるというわけです。うん、自分で言うのもアレですけど、いい感じじゃないですか?

こんな感じになっています

アセンブリをしたらいい感じにはまりました