「GA-Z170X-Gaming3」の隠れた魅力が、ストレージインターフェースだ。基板上にPCI-Express x4(Gen.3)接続されるM.2ソケットを2つ搭載しているのだが、実は筆者が可能な範囲で確認したところ9月上旬現在購入できるデュアルM.2スロット搭載Z170 Expressマザーボード中、本モデルが最安値。この一点のみでも、購入に値するだろう。さらに、マザーボードの右下にはSATA3.0コネクタ×6を備えている。こちらの端子は、SATA Express×3として使用することも可能だ。

32Gb/sでアクセスできるM.2ソケット×2を搭載しており、RAID構成も可能。もちろんNVMeにも対応している

マザーボード右下には、SATA3.0×6、SATA Express×3に対応できるストレージ端子を搭載

オンラインゲームでの優位性を高める高音質オーディオ回路

ゲーミングモデルらしく、オーディオ周りにはこだわりが見える。オーディオチップには、SN比115dBを実現したRealtekのALC1150を搭載し、金属でシールドしてノイズを軽減。ニチコン製の音響用コンデンサを採用することで高音質を実現している。さらに、音の傾向をユーザー好みに調整できるようOP-AMPは交換可能な構造とし、Gain Boost切替スイッチまでも備えている。また「GA-Z170X-Gaming3」は、「Sound Blaster X-Fi MB3」にも対応。スピーカーやヘッドフォンの特性に合わせたサウンドエフェクトや、マイクの機能を向上させるボイスエフェクトを適用することができるため、ゲームで音を聞いて的確な判断が下せるだろう。

オーディオ回路周辺の様子。「ALC1150」を金属でシールドし、ニチコン製コンデンサで高音質化している

音質を調整できるよう、OP-AMPを交換可能な構造とし、Gain Boost切替スイッチを搭載している。なお標準搭載されているOP-AMPはバーブラウン製「OPA2134PA」だ

ヘッドフォンやマイクに様々なサウンドエフェクト、ボイスエフェクトを付加できる「Sound Blaster X-Fi MB3」を利用可能

なおこれらのオーディオ回路は他の回路から切り離されているため、ノイズの心配も少ない。基板上の分離ラインは、電源を投入することで埋め込まれたLEDが点灯するため、視覚的にも確認可能だ。このLEDの点灯パターンをUEFI-BIOSや、Windows用ユーティリティ「Ambient LED」から変更するという遊び心溢れる要素も備えている。

オーディオ回路はマザーボードの他回路からPCB単位で分離されており、電源投入時には分離ラインがLEDによって輝く

分離ラインのLEDは、UEFI-BIOSやWindows用ユーティリティ「Ambient LED」から光り方を変更可能※LEDカラー設定は上位のゲーミングモデルで対応

GIGABYTEの十八番ともいえるDual BIOSも引き続き採用。チップセット周辺にメインBIOSとバックアップBIOSの2つのチップを搭載しており、メインBIOSが破損した際には自動的にバックアップBIOSから復旧を行ってくれる。Dual BIOSの動作の仕組みを知りたい方は、マイナビニュースの別稿を確認してほしい。

GIGABYTEの信頼の証「Dual BIOS」。メインBIOSの内容はバックアップBIOSにも保存され、いざというときに復旧作業が行える

BIOS画面は2種類から選択でき、自動オーバークロック機能も搭載

UEFI-BIOS画面は、従来のBIOSのような構成だ。日本語にも対応しているため、英語表記では機能が把握できない方も、内容をわかりやすく知ることができる。「CPU Upgrade」にはSkylake-Sのオーバークロック設定が多数用意されており、知識が無くとも気軽にオーバークロックを試してみることが可能だ。またオーバークロックメモリの規格「Extreme Memory Profile(X.M.P.)」に準じたメモリを利用すれば、プロファイルを選択するだけでメモリのオーバークロックも可能。実際にDDR4-3200メモリを用意し、CPU Upgradeで動作クロックを4.6GHzに設定したところ、特に苦労することもなくあっさりとCPUとメモリのオーバークロックが行えた。

「GA-Z170X-Gaming3」のUEFI-BIOS画面。標準では英語表記だが、日本語をはじめとした多国籍言語に対応している

CPU Upgradeには、Skylake-Sのオーバークロック設定が登録済み。設定を選んで再起動するだけでオーバークロックを試すことができる

実際にCore i7-6700KとDDR4-3200メモリで試したところ、特に問題もなくCPUの4.6GHz動作とメモリの3200MHz動作が実現できた

価格を超えた多機能ぶりを誇る、GIGABYTEのスタンダードゲーミングマザー

Z170 Expressを搭載した「GA-Z170X-Gaming 3」は、価格以上の高機能を備えたSkylake-S向けゲーミングマザーボードだ。9月上旬現在、最安値は2万円前後でありながらも、M.2ソケットを2基搭載し、Intel製USB3.1コントローラを搭載。さらにオンラインゲームはもちろんのこと、音楽鑑賞でも力を発揮するこだわりのオーディオ設計が行われている。Core i7-6700K/i5-6600KでゲーミングPCの自作を考えている方は、ぜひ「GA-Z170X-Gaming 3」を詳しくチェックしてほしい。そのコストパフォーマンスの高さにきっと驚くはずだ。

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(マイナビニュース広告企画:提供 GIGABYTE)

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