富士通のデスクトップPC「ESPRIMO」は、個人向けだけでなく、法人・ビジネスユーザー向けのラインナップも用意している。現在、液晶一体型の「Kシリーズ」やコンパクト型「Dシリーズ」、ウルトラスモール型「Qシリーズ」などを提供しており、法人向けの多彩なカスタマイズに対応。OSやCPUなどのカスタマイズのほか、環境に合わせた液晶ディスプレイも選択することができる。今回はこの中から、コンパクト型「Dシリーズ」の多機能モデル「ESPRIMO D583/K」をご紹介しよう。

コンパクト型「Dシリーズ」の多機能モデル「ESPRIMO D583/K」。「富士通 WEB MART」から購入可能

法人向けデスクトップPC「ESPRIMO」では、液晶一体型からウルトラスモール型まで様々なタイプの製品を取り扱っている

シリアル/パラレルポートやサービスコンセントなどを備えた法人向け仕様

「ESPRIMO D583/K」は、本体寸法がW89×D338×H332mmとなるコンパクト型のデスクトップPCだ。横幅が短く、机の上や足元に設置しても邪魔になることがないため、スペースに余裕のない環境でも導入しやすい。筐体色はホワイトを基本としているが、フロントパネルはブラックで、さらにレッドラインがデザインにアクセントを加えている。

インターフェースは、フロント側にUSB3.0×2とMic/Phone端子、リア側にUSB2.0×4、PS/2ポート、Mic/Phone/Line端子、シリアルポート、パラレルポートを搭載。法人向けモデルらしく、各種業務に耐えられる設計を採用している。また試用機ではグラフィックスカードとしてNVIDIAの「GeForce GT 635」が搭載されており、映像出力端子としてDVI-D、HDMI、VGAをそれぞれ1ポート装備。マザーボードに搭載されているCPU内蔵グラフィックス出力用の映像端子は使用されないため、カバーが取り付けられていた。

フロントパネルは、レッドラインがデザイン上のアクセントとなっている。USB3.0×2、Mic/Phone端子を搭載。黒いパネルに白でマークが記載されており判別しやすい

リアにはUSB2.0×4、PS/2ポート、Mic/Phone/Line端子、シリアルポート、パラレルポートを搭載。ディスプレイ用のサービスコンセントも装備している

電源ユニットには、PC本体の電源を入れると同時にディスプレイの電源をオンにできるサービスコンセントを装備。配線を簡略化できると同時に、PCを使用していないときにはディスプレイの電源を完全にオフにし、待機電力を抑えることが可能。さらに、PCの電源をオンしたままディスプレイの電源をオフにできるアプリケーションもインストールされている。同梱されているキーボードとマウスはともにPS/2接続となっており、どちらも富士通製だ。

ホワイトで統一された左サイドパネルの様子。右下にエアホールが設けられているが、内部のこの通気口の真下がCPUとなる

同梱されていた富士通純正のキーボードとマウスはともにPS/2ポート接続。カスタマイズでUSBモデルや抗菌モデルも選択できる