また同じ配置で「ProLite X4070UHS」を2枚横に並べ、7680×2160ドットのマルチディスプレイとして使用してみるのもいいだろう。この表示方法がもっとも活きるのは、高解像度のパノラマ写真などを表示する場合だ。現実と見まごうばかりの高精細な4Kディスプレイの画面が視野いっぱいに広がった時のインパクトは強烈なものがある。
最後に、テーブルの中心に2枚のディスプレイを配置する方法を試してみた。この配置は出席者からディスプレイの距離が近く、図版やチャート、地図など、細かな情報を判別しなければいけない場合に便利だ。
3840×2160ドットという緻密な解像度を備えている「ProLite X4070UHS」ならば、画面内に多数の図版などを配置し、同時に閲覧することができる。何枚ものスライド画面を使用しなくてはいけない比較情報も、一画面にまとめて表示可能だ。この配置の欠点は、40インチという大型の液晶ディスプレイによって対面に座っている相手の顔が見えなくなってしまうことだろう。だが、この問題は、ディスプレイに角度を付けて固定するスタンドなどがあれば解決できるだろう。
今回の模擬会議の感想を参加者に聞いたところ、やはり一番大きな声は、「照明を落とさなくてよいため、資料と照らし合わせながらスライドが確認できる」「明かりを消さなくて済むので、眠くならない」という、照明に関する意見だった。室内が明るいまま利用できるという点は、参加者にとって大きなメリットとなるようだ。また「ランプ寿命を気にせずに使える」「消費電力が少なそう」といったランニングコストに関する声もあった。このほか、「高解像度なのでエクセルのシートに記載された細かな数値も確認しやすい」といった意見も得ることができた。
さらに「プロジェクター映像のモニター用として、登壇者の方向を向けて設置すると便利ではないか? 」という新たな意見も述べられた。40インチというサイズを登壇者への返しとしてのみ使用するのは少々贅沢に思えるが、会場の規模によってはそのような使い方もアリだろう。
デザイン事務所に聞く「ProLite X4070UHS」の魅力
日頃、会議室を活用しているビジネスパーソン視点での使い方は、やはり会議の進行を中心としたものになるようだ。次に視点を変え、住居やオフィスなど"空間"をプロデュースする建築関係の専門家、一級建築士の橋本美穂氏に意見を聞いてみた。
「ProLite X4070UHS」のような製品が登場することで、オフィス設計・デザインの選択肢は広がるのだろうか? 40インチというサイズ、4Kという解像度を活かした、デザインの専門家ならではの発想を伺った。
「私は普段から、プレゼンにプロジェクターを活用しています。女性のクライアント様は、図面を中心とした紙の情報だけでは空間イメージが掴みづらい方が少なくないようで、立体かつカラーで表現した動きのある情報をお見せしたほうが内容をご理解いただけることが多いためです。しかしプロジェクターは、クライアント様が複数いらっしゃる際のセッティングが難しかったり、パソコン上で見る色味と違いが出たりと、取扱いが難しい機器でもあります。なので「ProLite X4070UHS」のような色再現性の高い高解像度・大型ディスプレイがあれば、スマートに、空間を彩るものを正確かつ鮮明に伝えられると思います。
大人数でのプレゼンでは画面の大きさが足りない場合もあると思いますが、建築データのように、解像度を必要とする情報を少人数の方にしっかりとご覧いただきたい業務においては、プロジェクターに変わる選択肢に成り得るのではないでしょうか。
また、「ProLite X4070UHS」のような高解像度のディスプレイという選択肢があれば、企業などのオフィス設計の選択肢も広がります。これまで会議室はプロジェクターに向かって1方向に視線が集中するようなレイアウトが一般的でしたが、今回の模擬会議のように、「テーブルの中心に2枚のディスプレイを配置する方法」などを採用すれば、円卓の利用も考えられます。このほか、グループワークなどで幾つかのテーブルにそれぞれディスプレイを配置するといった使い方もできるので、設計段階はもちろん、実際に使い始めてからの空間利用の自由度が増すと思います。
■一級建築士:橋本美穂(はしもとみほ)氏
日本大学理工学部建築学科を卒業後、高気密高断熱専門の注文住宅ハウスメーカーで設計士として勤務。80年に独立し、多くの施工会社や設計事務所からの依頼でキャリアを積んだのち、「アトリエМ 一級建築設計事務所」を開所。女性の立場に立った家造りを行い、幅広い分野での建築・設計に携わっている。詳細プロフィールはオフィシャルホームページにて
iiyamaが提案する新しい会議用ディスプレイ「ProLite X4070UHS」
本稿で紹介してきた通り「ProLite X4070UHS」は、3840×2160ドットの解像度を会議に活かせる法人向け大型ディスプレイだ。プロジェクターのように部屋を暗くする必要なく利用でき、高解像度の入力と表示に対応することで、エクセルの各セルの数値など細かな情報も参加者全員で確認することができる。このほか、スクリーンと本体の位置を常に考慮しなくてはいけないプロジェクターよりも、設置位置の変更も簡単なのでさまざまな活用方法が考えられるというメリットもある。
今回実施した模擬会議において、参加者から肯定的な意見を得ることができたことに加え、専門家から会議室という空間の新たな可能性を引き出すこともできた。「ProLite X4070UHS」をはじめとする、4Kクラスの高解像度ディスプレイの登場により、今後の会議のあり方が大きく変わるかもしれない。
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