1954年の初公開から60年以上愛され続けている特撮怪獣映画「ゴジラ」。その魅力は海を越え、2014年にはハリウッド版が公開。2016年夏に公開予定の最新作は、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」で知られる庵野秀明さんが、脚本・総監督を担当すると発表され注目を集めています。
というわけで、今回5/2(土)からWOWOWシネマにて放送されている「史上初!『ゴジラ』全30作品一挙放送」を記念し、マイナビニュース会員300名を対象に「ゴジラに関するアンケート」を実施。調査結果を元にゴジラについて検証していきましょう!
まずは手始めに、ゴジラ認知度の確認です。83.3%はゴジラを知っています。この認知度の高さは凄いですね。
続いてゴジラが好きですか、という質問には72%が「いいえ」と回答。しかしこの回答は「きらい」ではなく、「大好き」ではないという意味ではないでしょうか。つまりゴジラをあまり知らない、または深く考えたことがないという回答だと考えられます。
また、「ゴジラといえば、どこを連想しますか?」という、質問には……
半数以上の60%の人が“東京タワー”と回答。先日、ゴジラが新宿区長から特別住民票を交付され、新宿観光特使になったというニュースも話題となりましたが、“新宿”の支持率は“東京都庁”と合わせても25.6%しかありません。
どうやらゴジラを紹介するなら、“東京タワー”をおさえなければお話にならないようです。 というわけで、やってまいりました、東京タワー!
今回は動物好きで知られるモデルの小山ひかるさんと一緒に東京タワーにやってきました。ここで「ゴジラ目線」を体感しながら、小山さんにもゴジラについて色々と知ってもらいたいと思います!
人物紹介
ゴジラについては未だに解明されていないことだらけですが、大きさについては様々なところで情報を得る事ができます。しかし! なんと!? 85.2%の皆さんが「ゴジラの大きさを知らない」と回答。う~む、意外と皆さんゴジラ初心者の方が多いのかもしれませんねぇ。でも大丈夫! ぜひ小山さんと一緒にゴジラについて学んでいきましょう!
さてさて、東京タワーの大展望台にはエレベーターで行くのが一般的ですが、実は自分の足で昇る「昇り階段コース」も土・日・祝日の11:00~16:00までなら解放されているとのこと。ちなみに、150m(600段)を昇りきると「ノッポン公認昇り階段認定証」がもらえるらしい(※2015年4月現在。また、雨天は中止)。
今回はせっかくなので「昇り階段コース」から、「ゴジラ目線」で東京を眺めてみようと思います!
ゴジラの身長は作品によって変化します。年々巨大化傾向にありますが、最大で108m。東京タワーの大展望台の高さが150mなので、この昇り階段を利用すれば全シリーズの「ゴジラ目線」が体感できるというわけですね。
初代ゴジラの身長は50mということで、そろそろかな? と思ったらこんなパネルが。
ごごごご、55m!!!! すでに過ぎてますがなっ(笑) 初代ゴジラの身長50mをうっかり通り過ぎてしまいました。 東京タワーさんの解釈では55mがゴジラの身長としているようです。 ちなみに、身長55mのゴジラは「ゴジラ2000 ミレニアム」「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」などです。
しかし、ゴジラはまだまだ大きく変化していきますよぉ皆さん!
次は80mまで昇ります!
さて、階段をひたすら昇っているだけなので、ここでゴジラの基礎知識をご紹介していきましょう。
ゴジラが公開されたのは1954年。当時はモノクロ映画の時代でしたが、動員数960万人の大ヒット映画でした。初代ゴジラには子供向けの要素は一切なく、科学者の探究心や葛藤が渦巻く人間ドラマになっています。「ゴジラ」の名前は、ゴジラが初めて出現した「大戸島」と呼ばれる架空の村で言い伝えられていた伝説の海神にちなんで名付けられたようです。
初代から50mだったゴジラの身長ですが、1984年に公開された第16作の「ゴジラ」で、身長は80mにサイズアップ! 基本的にゴジラは一話完結でなんですが、これは初代の続編とされているうえに、ゴジラ出生について明らかになっているらしいので、ぜひ映画でチェックしてみてください。
さて、そうこうしている間に、およそ80m地点に到着したようです!
さて、次の「ゴジラ目線」を目指しながら、今度はゴジラの豆知識をご紹介していきましょう。
ゴジラシリーズは全部で30作品ありますが、大きく4つに分類されます。 初代を含む「昭和編」と呼ばれるもの、先の1984年の「ゴジラ」以降の「VS編」、1999年公開以降の「ミレニアム編」、そしてアメリカで制作・公開された「ハリウッド編」。
「昭和編」のゴジラは凶悪凶暴……でありながらも、次第に世相を反映して「シェー」をしながら飛んでみたり、名古屋城の堀に足を取られてみたり、コミカルな様子も見られるのです。
「VS編」では昭和後期に親しみやすく描かれていたゴジラですが「怖いゴジラ」として原点回帰。そして、「ミレニアム編」ではゴジラのデザインをがらりと改新。体色は黒から濃緑に、背びれは燃え上がる炎をモチーフとし、体系も直立から少し前傾姿勢になったことで迫力がさらにアップ。そして、現段階で最も大きいゴジラはやはり「ハリウッド編」に登場しているらしいです!
ちなみに2014年に公開されたハリウッド版の「GODZILLA ゴジラ」ではなんとゴジラの大きさが108m(355feet)と、ドド~ンとアメリカンビッグサイズに! こうなるともう、初代の倍。かなりの成長っぷりですね!(笑)
さて、「GODZILLA ゴジラ」目線へ到着するころには、さすがに小山さんもグッタリです。
さて、「ゴジラ目線」はだいたい分かりましたけど、ここまで昇ったからには大展望台まで行かなければ! あと少し、がんばって昇りましょう! と思っていたら、突然小山さんが……。
そして、やっと頂上に到着!
東京タワーの大展望室は、「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」内でゴジラ対策室のようになっていました。ここの高さと同じくらいの大きさのゴジラが目の前にいたら……近いし逃げ場がないし……さぞかし怖いでしょうね。と、想像するだけでガクブルな筆者たち。
ちなみに、来年公開予定の新しいゴジラは、ゴジラ史上最大になるとのこと。もし身長が150mになったら、「ゴジラ目線」はこんな感じなのでは?