画質の評価が終わったところで、続いて参加されたみなさんに実際にプロジェクターに触れてもらい、設置性や操作性を検証いただいた。試写ではどちらも映像を同じ80インチの大きさで評価いただけるようにセッティングしていたが、ここでは2台とも1メートルほどの距離まで近づけて投射。同距離で映し出せる映像の大きさも比較した。
超短焦点を実現した設置性の高さが高評価を得る
Q.W1080ST+とA社製プロジェクターでは、どちらのほうが投射しやすいと思いますか?
■W1080ST+が良い(9名)
・1メートルという距離でも大きく見えるのは魅力的!
・家庭内だと、このくらいの距離で画像が写せるのが良い
・家で使うことを考えると短い距離のほうが良いので
・広くない部屋であっても十分楽しめると思う
・スクリーンまでの距離が短くても画像がクッキリしている
設置のしやすさという観点では、満場一致でベンキューのW1080ST+が支持された。やはり1メートルで約65インチ、1.5mで約100インチという大画面を実現できるというインパクトは強い。むしろ比較したA社製が同距離で投射できる映像の小ささに驚いていた。リビングのテーブルの上において気軽に鑑賞できるという点は、多くの方にとって魅力となるようだ。
Q.W1080ST+の操作方法やインタフェースの印象はいかがでしょうか?
■わかりやすい操作方法やメニュー画面については、プロジェクターという普段使い慣れないデバイスであったためか、最初は戸惑う方も多かったものの、操作やメニュー構成はわかりやすいという声が多かった。基本的な日本語対応は行われているものの、専門用語などがあるため、より初心者にやさしい設定を求める声もあった。 また映像に合わせて設定を変えたいという画質にこだわりのある方からは、ユーザープリセット数を増やしてほしいという意見も。リモコン自体やリモコンが光る点が評価された一方、一部の方に芳しくなかったのがリモコンの照明の色だ。赤色以外もあるとうれしいという声もあった。 ###体験会に参加したみなさんの最終的な判断は? ここまでで、体験会は一通り終了。最後に、体験会に参加したみなさんの総評を確認してみよう。
・海外メーカー製であっても、シンプルな操作で簡単。何も問題なかった
・操作が分かりやすく、調節もしやすそうだった
・最初は難しい印象だが、慣れたら簡単に操作できそう
■もう少し期待
・ユーザープリセットの数が足りない。もっと数多く登録できるようにして欲しい
・どのボタンを押せばどのようなモードになるのかわかりにくかった
・適正な画面に自動で調整してくれるような機能があればうれしい
・リモコンの自照ライトは便利だが、赤色なのが気になった。別の色にも対応して欲しい
####Q.今回の体験会で試用したW1080ST+に対して感じたことを教えてください
投射距離の短さや映像のクオリティの高さに満足
・DLP方式で映し出される映像のクオリティの高さに驚いた
・1m程度で映し出せる大画面は製品としての優位性があり、魅力的だと思う
・これくらいのクオリティのプロジェクターがあったら映画館に行かなくなりそう!
・欲しい。このプロジェクターでライブ映像を楽しみたい
・同じプロジェクターでも、映し出される画像はメーカーや映し出す映像のジャンルによってかなり違いがあることが分かった
価格をもっと下げてほしい
・投射距離が短いので自宅でも気軽に楽しめると思うが、10万円を超えるのでまだ少し高い
・会社用なら購入できそう。家庭用ならもう少し廉価な方が購入しやすい
・購入したいが約10万円はまだちょっと高く、迷っている
・クオリティには満足だが、クオリティが低くとももっと安い製品があるならそちらを選ぶかも?
総評として、DLP方式によって実現される画質にはほぼ全員が満足した様子。特に色の再現性や黒のコントラストについては評価が高く、プロジェクターによって実現される非日常的な空間の中で、映画やライブ映像を楽しみたいという声が多かった。また設置性の高さは、家庭で使うにあたり大きなファクターとなることもわかった。プロジェクターはやはり大画面を楽しめることが最大の魅力ということだろう。
一方で、価格についてはもう一歩という声が挙がった。W1080ST+の実勢価格は10万円程度。業務用としては十分に安価に感じられたようだが、プロジェクターを映し出すためには別途スクリーンなども必要になるため、家庭で導入するにはまだ敷居が高いと感じた方もいたようだ。
しかし、超大型テレビの価格は50インチを超えると一気に高騰し、80インチクラスともなると100万円越えが当たり前だ。さらにその本体質量は70kgを超えてくる。100インチを超える大画面を実現でき、わずか2.85kgほどという軽量ボディを採用したW1080ST+は、超大型テレビに比べると簡単に設置ができる。大画面を得るためのコストで比較しても、テレビよりもインチ単価はずっと安い。また白い壁さえあれば映像を映し出せるため、スクリーンが不要な場合もある。設置の仕方がテレビとは異なるだけで、むしろW1080ST+を導入する方が難易度は低いかもしれない。
W1080ST+が描き出す映像クオリティは、初めてご覧になった方からも非常に高い評価を得ることができた。さらに設置性の高さが広まれば、ホームシアター実現への敷居を下げてくれることが大いに期待できる。ホームシアターは、一度体験したら手放せなくなる魔法のような空間だ。興味をお持ちの方は、ベンキューの公式HPや下記の記事などをチェックしてみてほしい。
超短焦点フルHDプロジェクター「W1080ST+」の実力は? - プロの映像作家が徹底評価!」を読む
W1080ST+の標準スペック
投写方式 | DLP |
---|---|
画素数 | 1080p(1920×1080) |
アスペクト比 | 16:9 |
輝度 | 2200ルーメン |
コントラスト比 | 10000:1 |
投写距離 | 60型@0.91-1.09m/80型@1.22-1.46m/100型@1.52-1.82m |
ズームレンズ | 1.2倍 |
光源 | 240W |
台形補正 | マニュアル縦横台形補正(±20°) |
対応解像度 | VGA(640×480)~1080p(1920×1080) |
走査周波数 | 15~102KHz(水平)/23~120Hz(垂直) |
スピーカー | 10W×1 |
入力端子 | HDMI [v1.4a]×2(うちMHL対応×1)、コンポーネント×1、コンポジット×1、 ミニD-sub15ピン×1、オーディオRCA(L/R)×1、オーディオミニ×1 |
出力端子 | オーディオRCA(L/R)×1、オーディオミニ×1 |
制御端子 | RS232C×1、USB Mini-B×1、12Vトリガー×1 |
外形寸法 | W312×H104×D244mm(レンズ突出部除く) |
対応解像度 | VGA(640×480)~1080p(1920×1080) |
重量 | 約2.85kg |
運転音 | 28/31dB(エコノミー/標準) |
消費電力 | 最大353W(待機時:0.5W) |
(マイナビニュース広告企画)
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