ツクモのBTO PCブランド「eX.computer」の主力モデルであるエアロストリーム(AeroStream)のミニタワーケースが、年明け直前の2014年12月26日、新筐体に生まれ変わった。ミニタワーモデルは、MicroATXサイズのマザーボードを搭載することで拡張性を確保しつつも小型で扱いやすいのが特徴。オンボード機能が充実し、昔ほど拡張カードを必要としなくなった現在、非常に使いやすいサイズといえる。さっそくこの新ケース「EX-01T-M」を搭載したモデルを借りられることになったのだが、さてミニタワーに適した用途とはなんだろうか。ゲーミングPCや音楽再生マシン、マルチディスプレイ対応機などさまざまな利用シーンが考えられるが、今回は『静音かつ拡張性の高い、大容量動画キャプチャマシン』を目指してカスタマイズを行った。では、その詳細を紹介しよう。
試用機の詳細スペック | |
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エアロストリーム「RM7J-E63/E」カスタマイズモデル | |
Intel Core i7-4790プロセッサー(定格3.6GHz、TB時最大4.0GHz) | |
Intel B85 Express(MSI B85M-E45) | |
PC3-12800 DDR3 8GB(4GB×2) SanMax | |
内蔵グラフィックス (Intel HD グラフィックス 4600) | |
128GB MLC(Transcend 370 Series) | |
3TB/SerialATAIII(Western Digital WD30EZRX) ×2台 | |
DL対応 DVDスーパーマルチ(ASUS DRW-24F1ST) | |
GV-MVP/XS3(アイ・オー・データ機器) | |
CWT製 GPK500S(最大550W、定格500W) 80PLUS BRONZE認証 | |
eX.computerオリジナル MicroATXミニタワーケース (ブラック/EX-01T-M/防塵フィルター搭載) |
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Windows 7 Home Premium 64ビット | |
122,800円(税別) |
※価格にはTVキャプチャーボードの値段は含まれていない。ちなみにツクモネットショップで購入した場合、1月16日時点で12,517円(税込)だった。
旧モデルよりも背が低くなった新ミニタワー「EX-01T-M」
今回借りたPCは、エアロストリーム「RM7J-E63/E」をベースとしたカスタマイズモデルとなる。まずは新ケース「EX-01T-M」の、旧ケースからの変更点について確認してみよう。なお旧ケース「EX1/567TM」については、過去の記事で紹介している「RM7J-Z61/E」を元にした。
2つのケースを見比べてみると、パッと見のイメージこそ変わらないものの、思いのほか変更点が多いことに気が付く。第一印象でわかる大きな違いは、ケースが全体的に小型化されていることだ。新ケース「EX-01T-M」の外形寸法はW180×D406×H358mmとなっており、旧ケース「EX1/567TM」のW190×D400×H370mmに比べ、奥行きこそ6mm伸びているものの、幅は10mm、高さが12mm短くなっている。オープンベイの数も変化しており、3.5インチベイが1基削られた。使用頻度が低くなっているオープンベイの減少は時代の流れだろう。
フロントパネルに目を向けると、I/O端子を隠す扉がなくなり、端子が露出しているのがわかる。デザインについては個々人の好みもあるため良し悪しを判断するのは難しいが、中央に横一列で配置されているため、よりアクセスしやすくなったといえそうだ。またUSB端子は現在主流となったUSB 3.0へと進化した。なお2つのオーディオ端子をUSB端子の間に配置しているのは、2つのUSB端子にケーブルを挿した際、それぞれが干渉しないための配慮とのことだ。さらに、電源ボタンは半月状のものから丸いボタンに変更された。より手早くスムーズにデバイスを接続したり、ボタンを押したりできるようになったといえそうだ。
アクセスランプには、ツクモのイメージカラーであり、エコカラーでもあるグリーンが採用されている。従来より評価の高かった防塵ギミックはそのまま搭載されており、フロントパネル下部を開くことで、簡単にPC内部へのホコリの侵入を防ぐ防塵フィルターにアクセスできる。フィルターは着脱式となっており、ホコリがたまっても水洗いすることが可能だ。
シャーシのブラック塗装により質感と安全性を向上
ケース背面は、ケース前面とは逆にイメージが大きく変わっている。旧ケースではフロント、サイド、トップパネルのみがブラックだったが、新ケースではケース全体にブラック塗装が施されているためだ。この塗装により質感が増したのはもちろんのこと、ケースの縁でのケガを防ぐ効果もあり安全性も向上した。またケースの背が低くなったことに伴い、拡張スロットの構造にも変化が見られる。ネジを固定するスペースが外部に露出すると同時に、スロット全体を押さえる金属板が追加されており、より確実な固定が可能だ。スロットカバーがメッシュ素材になっているのも、エアフロー向上につながる改善ポイントだろう。
サイドパネルは従来同様、エアホールのない静音性の高い設計。ケース前面から吸気し、背面から排気するというストレートなエアフローを重視した作りだ。パネルを取り外すためのギミックが変更されており、パネル自体にへこみを作り取っ手とする設計となった。またケンジントンロックの位置も従来より下に移動した。サイドパネル固定用の手回しネジは、表面がプラスチックで覆われたものに変更され、よりドライバーレスで取り外ししやすくなっている。