「Salesforce Chatter」と「Beat Shuffle」それぞれの製品特徴

ビートコミュニケーション 村井亮氏:それでは両社の製品の特長はどんなところでしょうか?

セールスフォース 関孝則氏:Salesforce Chatterは、パブリック・クラウドで提供される社内SNSです。年3回の自動バージョンアップにより、世の中の動向やお客様の要望を取り込んで常に進化をし続ける環境をお客様は利用できます。最大の特徴は、業務アプリケーションとの統合です。Chatterは、Salesforceプラットフォームの機能の一部であり、開発することなく設定だけで業務アプリケーションとChatterを密接に統合させることが可能です。(図1)

図1 業務プラットフォームに統合されたChatter

これによりエンドユーザーは、業務に紐付けたソーシャルの使い方が自然とできるようになります。例えば、商談の情報をセールスチーム内で共有し、Chatterで会話しながらチームワークを最大限に発揮させて商談を進めることができます。Chatterの会話は、商談レコードにアクセス権があるユーザーにしか参照できないようになっていて、業務システムのセキュリティと完全に同期しているので、セキュアに社内SNSを利用できます。(図2)

図2 商談情報とChatterが統合されたインターフェース

その他にも、モバイル・アプリケーション、社外ユーザーとのコラボレーション、レコメンデーション・エンジン、専門家の可視化(専門知識を持つ人をプロフィールから探し出す)、ゲーミフィケーション機能、その他多くの機能を提供しています。。バージョンアップの頻度も高く、常に進化し続けていることも特徴です。

ビートコミュニケーション 村井亮氏:弊社では複数の社内SNSを扱っていますが主力製品のBeat Shuffleの操作性は普段使い慣れた消費者向けSNSサービスと類似の仕組みを採用することです。マニュアルやヘルプ機能がなくても社員が直感的に操作することができます。

また、管理画面ではプロフィール登録項目やコンテンツの名称、必要な機能等、企業ごとに細かな部分を変えたいという要望があった際に、お客様側で自由に修正できる仕様になっています。

SNS機能を中核に据えたエンタープライズソーシャル「Beat Shuffle」。部署を越えたコラボレーションを促進、知識の共有から業務改善を実現する

通報機能/NGワード機能などもあり、ネガティブな内容の投稿があった際に管理者へ通報する機能や、管理画面で設定した特定のワードが投稿された場合、管理者に通知が行く仕組み等が揃っています。自由な発言が可能となる社内SNSでは企業視点からはリスクがあるため、そこをフォローした機能となっています。

Beat Shuffleはパッケージ製品となるため、利用する全顧客にとって「追加でその機能があったら便利」や「こういった判りやすい表示が欲しい」と言った一部の汎用的な機能に関してはカスタマイズ費用を頂かないで標準実装してしまうことが多いです。より見やすく、使いやすい製品を目指して常に改良しています。

また弊社では他にも簡易型のConnectという社内SNSも提供しています。Beat Shuffleが座って働くデスクワーカーを想定したものに対し、Connectはどちらかといいますと店舗型に軸足をおいたモバイル中心のSNSになっています。

おもにデスクワーカーを想定したBeat Shuffleに対して、手軽な店舗型に軸足を置いたエンタープライズソーシャル「Connect」

エンタープライズソーシャルの未来

ビートコミュニケーション 村井亮氏:では最後に今後の未来の展望はどうでしょうか?

ビートコミュニケーション 村井亮氏:弊社では未来のエンタープライズソーシャルでは社内インフラ化がさらに進み、スマートテクノロジーや医療との連携が進むのではないかと見ています。ウェアラブルで取得した自分の健康状態を社内コミュニケーションに自主投稿し、社員全員が健康的に仕事に取り組む世の中が来ています。社員の健康維持は大きく企業の生産性や創造性発揮に影響します。実はフェイスでも2014年4月にプロトゲオというフィットネス・トラッキングアプリ「Move」を提供している会社を買収しています。そして来年以降ヘルスケア市場に参入すると言われています。

高齢化社会に向け医師不足が深刻と言われる日本の医療もウェアラブル×コミュニケーションツールによって遠隔で医師とのやりとりが可能になったり、患者と医師はもちろん、医師同士、患者同士のコミュニケーションツールとしても大きな価値を生み出すと考えています。医師不足を補うためには1979年の琉球大学を最後に新しい医学部ができていない旧来の体制を改善することは言うまでもありませんが、その間、テクノロジーを使い、一人あたりの医者ができるだけ多くの患者を診ることができる体制を作らないといけません。

セールスフォース 大川宗之氏:Chatterによる社員同士のつながりは、さらに社外のビジネス・パートナーやお客様とのつながりへと広がっていきます。これは既にCommunity Cloudとして製品提供されているものです。そしてその先は、人以外のモノともつながっていきます。自動車、歯ブラシ、温度計、ウェアラブルデバイス、プリンター、自動販売機、などがつながっていき、将来は私達が今は想像できないようなモノがつながっていくことでしょう。重要なのは、モノがつながることではありません。モノの先にいるお客様とつながっていくことがビジネス上重要な意味を持ってきます。その変化の波を吸収・活用し、成功できるプラットフォームを持つことこそ、これからの企業に求められていることだとSalesforceは考えます。

ビートコミュニケーション 村井亮:ウェアラブルや医療との連携など、今は我々はまさにスマート革命に突入しつつありますね。本日はありがとうございました。

(マイナビニュース広告企画)

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