シンプルな構成のWindows 8.1にゲーム向けのツールを搭載

OSにはWindows 8.1 Update 1 64ビット版が採用されており、プリインストールソフトは「カスペルスキー インターネットセキュリティ(90日版)」のみと実にシンプルな構成。そのうえで、ハードウェアを有効に活用するためのツールがいくつかインストールされている。一つがキーボード右上のボタンでも起動できる「Control Center」だ。画面の明るさやファンの回転速度、電源設定、フライトモード時の動作などを設定できるうえ、ゲームプレイ時に便利な機能として、左ウィンドウズキー無効化などが行える。もう一つは「Sound BLASTER CINEMA」。イコライザーやバーチャルサラウンド、低音再生の強化などを行い、内蔵サウンドチップ「VIA HD Audio」による音声入出力の再現力を向上してくれるはずだ。

左ウィンドウズキー無効化などの設定ができる「Control Center」。タスクトレイや本体右上のボタンから起動できる

音声をサラウンド化したり、音質の調整を行ったり、マイクをブーストしたりできる「Sound BLASTER CINEMA」

ベンチマークソフトで「Maxwell」の実力を確認

それでは、ベンチマークソフトでパフォーマンスを計測してみよう。まずはWindowsエクスペリエンス インデックスのスコアだが、Windows 8.1ではコントロールパネルからの確認が行えなくなっているため、 Windows システム評価ツール「WinSAT formal」にて計測を行った。3つの項目で8.0以上の数値が確認でき、非常に優秀な結果といえる。グラフィックスに関する2項目はもう少しスコアが伸びてもよさそうだが、それほど負荷のかからない状況での計測のため、インテル HD グラフィックス 4600の影響が大きいのだろう。

Windowsエクスペリエンス インデックス
プロセッサ 8.0
メモリ 8.0
グラフィックス 5.9
ゲーム用グラフィックス 5.7
プライマリディスク 8.2

続いて、SSD、HDDそれぞれの速度を「CrystalDiskMark」で見ていこう。以下の結果を見てもわかる通り、SSDとHDDの速度差は歴然としている。ただしその分、HDDは容量に余裕があるため、アプリケーションやゲームはSSDに、各種データはHDDにとうまく使い分けたい。

SSD「SanDisk SSD X110」

HDD「Western Digital WD5000LPVX」

最後にゲーム向けのベンチマークとして、Futuremarkの定番3Dベンチマークソフト「3DMark」、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」「ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 Ver.2.0」「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.10」の計測を行った。いずれも非常に高いスコアを出しており、3DMarkの結果は一昔前のハイエンドGPU並みだ。ファイナルファンタジーでもノートPC用の設定はおろか、最高設定でもフルHDで遊ぶことが可能な数値を叩きだしている。ファンタシースターオンラインとドラゴンクエストでは、いずれも最高評価と、ノートPCとしてはすこぶる優秀な結果を確認できた。ほとんどのゲームで不満を感じることはなさそうだ。

Futuremark 3DMARK 「Fire Strike1.1」
3DMark Score 3663 3DMarks
Graphics Score 3930
Physics Score 8412
Combined Score 1556
Graphics Test 1 18.83 fps
Graphics Test 2 15.64 fps
Physics Test 26.71 fps
Combined Test 7.24 fps
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編
設定 スコア 評価
1280×720【標準品質(ノートPC)】 17407 非常に快適
1280×720【高品質(ノートPC)】 13640 非常に快適
1280×720【最高品質】 10546 非常に快適
1920×1080【標準品質(ノートPC)】 11026 非常に快適
1920×1080【高品質(ノートPC)】 7706 非常に快適
1920×1080【最高品質】 5729 とても快適
ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版 Ver.2.0
設定 スコア 評価
1280×720【簡易設定5】 15855 快適に動作
1920×1080【簡易設定5】 10320 快適に動作
ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.10
設定 スコア 評価
1280×720【最高品質】 15728 すごく快適
1920×1080【最高品質】 11910 すごく快適

キーボードが白く輝くメタリックグレーの筐体

最後に「N1561J-720/E」の外観やインタフェースをチェックしておこう。本機は、15.6型のフルHD(1920×1080)液晶ディスプレイを搭載したノートPCだ。微細な金属のヘアライン加工を施されたメタリックグレーの筐体は、パワフルな印象で頼もしい感じ。持ち運びも可能だが、重量は約2.7kgなので、その際にはしっかりしたバッグなどが必要になるだろう。外観上の最大の特徴は、白いLEDライトが内蔵されたアイソレーションタイプのキーボード。見た目のインパクトはもちろんのこと、暗い場所でもキー刻印をはっきりと視認できるため、ゲームプレイ中のタイプミスを防ぐ効果が期待できそうだ。ファンクションキーによる消灯、弱、強と3段階の明るさ変更にも対応している。

パワフルな印象を与えるメタリックグレーの天板は、よく見ると細かなヘアライン加工が施されている

アイソレーションキーボードの内部には白いLEDライトが内蔵されており、暗い場所でもキー刻印を視認できる

筐体のサイズを最大限に活かしたフルキーボード仕様なので、テンキーに対応したゲームも快適に操作できる。音響機器メーカーの名門「オンキヨー」の内蔵スピーカーを採用しているため、ゲーム中のBGMや効果音を臨場感豊かに再現してくれそうだ。キーボード右上には、フライトモードへの切り替えボタンと、"Control Center"起動用のボタンを用意。本体左側面の手前側にはDVDスーパーマルチドライブを内蔵しているが、必要に応じて読み書き対応ブルーレイドライブへのカスタマイズも行える。

サイズを活かし、標準でテンキーを搭載。スピーカーはオンキヨー製を採用しており、臨場感のあるゲームサウンドが楽しめそうだ

本体左側面にはDVDスーパーマルチドライブを内蔵している。ブルーレイドライブへのカスタマイズも可能だ

タッチパッドにはパッドとボタンが物理的に分けられたタイプを採用しているため、こちらもゲームでの誤操作を防ぐ効果が期待できるだろう。マウスでのみ操作したい場合は、ファンクションキーでOFFにすることもできる。動作確認用のLEDランプは本体正面とキーボード上部の2カ所に分けられており、本体正面では電源やHDDアクセスのほか、「Scr Lk」「Caps Lock」のステータスを視認でき、キーボード上部ではミュートやタッチパッドのON/OFFが確認可能だ。

タッチパッドは確実なクリックが行える、パッドとボタンが分けられたタイプ。タッチパッド自体をOFFにすることもできる

ファンクションキーで多数の機能をON/OFFでき、機能のステータスはキーボード中央上のランプで確認が行える

余裕のある筐体に豊富なインタフェースを配置

折り畳み時、W374×D250×H45.8mmと余裕を持ったサイズを活かし、本体のインタフェースは多彩に取りそろえられており、拡張性での不満はほぼないだろう。本体左側面にはケンジントンロックとUSB 2.0端子、そしてライン、マイク、ヘッドフォンとしっかり3つに分けられた音声用端子が存在する。本体右側面には、SD/SDHC/SDXC、MS/MS Pro/MS Duo、MMCなどに対応したカードリーダーやUSB 3.0、e-SATA端子を備え、多数のストレージを接続可能。さらにギガビット対応の有線LAN、HDMI端子も備えている。また本体背面にはVGA端子も装備。本体裏面も、拡張スペースが随所に確認できる。

本体左側面の様子。手前から光学ドライブ、音声入出力端子、USB 2.0端子、ケンジントンポートが並ぶ

本体右側面の様子。手前からマルチカードリーダー、USB 3.0端子×2、eSATA、HDMI、ギガビットLAN端子だ

本体背面には電源用のコネクタとVGA端子、加えて排気口が設けられている

本体裏面には拡張スペースを多数用意。左下はバッテリー用スペースで、購入時には外されているので取り付けが必要だ

クアッドコアCPUやミドルハイクラスのGPUを搭載しているため、145×74×25mmとACアダプタのサイズは正直なところ少々大きめだ。もちろん、その分出力も19.5V、120Wと大きく、本体に安定した電力を供給してくれる。またアダプタ自体はそれほど発熱しないようだ。

CPU、GPUやデュアルドライブという構成を支えるための電源を供給するACアダプタ。コネクタはメガネ型の3Pタイプだ

暗闇でも視認できるバックライト付きのキーボード、ON/OFFできるタッチパッド、音響メーカー製のスピーカーなど、ゲーマーが欲しいであろう機能を多数網羅している点は、さすが長年PCゲーマー向けの製品を供給し続けている「G-GEAR」といえる。

抜群のコストパフォーマンスを誇る、10万円台から入手可能なゲーミングノート

ノートPCはその筐体サイズや電源容量から来る制限から、デスクトップPCと比べると、価格の割には性能が伸び悩むことが多い。そして性能を少しでも良くしようとすると、価格が高くなり、筐体も巨大化してしまう。しかしNVIDIAの新アーキテクチャ「Maxwell」のGPUを搭載した「N1561J-720/E」では、消費電力当たりの性能が向上。パフォーマンスにもその効果が現れていることは、前述したベンチマークテストの結果からも明らかだ。そしてCPUに「Haswell Refresh」、ストレージにSSDとHDDを搭載しながらも、価格は132,840円(税込、5/12現在)に抑えられているのは驚きである。「N1561J-720/E」は、コストパフォーマンスの面でも非常に優秀なゲーミングノートPCといえるだろう。デスクトップPCを置けない環境の方や、外出先でゲーム環境が必要な方にとって、非常に魅力的な選択肢となりそうだ。

(マイナビニュース広告企画)

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