教育機関向けに最適なBenQの製品ラインアップ

最近は企業だけでなく、教育現場などでも電子化やペーパーレス化が進んでいる。こうした需要を満たすべく、液晶ディスプレイやプロジェクターなどで知られるベンキュージャパンは、教育現場向けのソリューションをリリースしている。そこで今回は、「ネットワークのおべんきょしませんか?」管理者であり、マイナビニュースの連載記事も執筆しているGene氏に協力を依頼。実際にGene氏が講師を務めるネットワークの勉強会で、ベンキュージャパンが提供する教育向けソリューションのひとつであるプロジェクター「MW824ST」とオプションの電子黒板キット「PointWrite PW01」、書画カメラ「S30」の3製品を試してもらった。

Gene

2000年、メールマガジン/Webサイト「ネットワークのおべんきょしませんか?」を開設。ネットワーク技術の明解な解説に定評があり、エンジニアから大きなな信頼を得ている。メールマガジンの購読者数は3万人以上。現在はフリーのインストラクター、テクニカルライターとして活動中。ネットワーク技術書の著書を多数持つ。

教育機関向けに最適なBenQの製品ラインアップ

まずは今回使用した各製品の特徴について紹介していこう。

MW824STは、3200ルーメンの高輝度と、13000:1の高コントラスト比を実現した超短焦点DLPプロジェクターだ。これにより、明るい環境でもブラインドを閉めたり照明を落としたりといった手間をかけず、鮮明に映像が投影できる。

ベンキュージャパンの超短焦点DLPプロジェクター「MW824ST」

当製品は、短焦点レンズを採用している点も魅力のひとつだ。約0.89mで80インチ、約1.12mで100インチ、約1.35mで120インチという、わずかな距離での大画面投影が可能となっている。今まで狭くてプロジェクター設置を断念していた会議室などにも最適だろう。

そのほか、最大約10000時間のランプ寿命、HDMI端子や10Wスピーカーの搭載、プロジェクターに電源が供給されると自動起動するダイレクトパワーオン機能、オプションの3D専用メガネとコンテンツで3D映像が楽しめる3D対応、ランプの長寿命化を実現する「Smart Eco」モードなども特徴となっている。

PointWrite PW01は、MW824STをはじめいくつかのBenQ製プロジェクター製品で、別売アクセサリとして提供されている電子黒板キットだ。

PointWrite PW01。2本のペン(写真左)と、プロジェクターに取り付けるカメラ(写真右)が標準で付随する

このキットを使うことで、プロジェクターで投影した映像に対して専用ペンで文字や絵などを描くことが可能になる。標準で2本のペンがセットになっているが、別売のペンを追加すれば最大4人での同時使用もできる。オートキャリブレーション対応なので、ペアリングなどの設定を行わずに使えるのも魅力といえる。

最後のS30は、いわゆる"書画カメラ"に分類される製品だ。以前はよく学校や企業で見かけたOHP(Overhead projector)のように、手元にあるプリント資料などをプロジェクタ-で投影することができる。

"書画カメラ"に分類される「S30」

有効解像度500万画素のカメラに加えてSDHC対応(最大32GB)のカードスロットを搭載しており、投影だけでなく静止画や動画の撮影・編集・再生も行える。

カメラと本体をつなぐアーム部分には、高さや角度をフレキシブルに調整できるグースネックアームを採用。部分拡大に便利な光学5倍/デジタル8倍による最大40倍ズーム、「QBOX」「QMASK」「PIP」といった各種プレゼンテーションツール、会議室などでプレゼンテーションを行う際も手軽に持ち運べる軽量・コンパクト設計も特徴となっている。