AMDの最新APUを搭載し、優れた内蔵GPUを備えるエアロストリーム「RM5A-B61/E」
エアロストリーム「RM5A-B61/E」は、AMDの第4世代APUを搭載したミニタワーPCだ。AMDでは、CPUとGPU、そしてノースブリッジの機能を一つにまとめたGPU統合型CPUをAPUと呼んでいる。「RM5A-B61/E」では、本年1月に発売され、そのコストパフォーマンスから自作市場で人気を博している、コードネーム「Kaveri」のAPUを採用している。その特徴はやはり、強力な内蔵グラフィックス機能だろう。一昔前のグラフィックスカードに匹敵する能力を持ち、Windowsで求められる3D性能はもちろんのこと、3Dゲームですら動作させられる性能を備えている。本機に搭載されているのは4コアモデルの「AMD A10-7850K」。定格クロックは3.7GHzとなり、Turbo Coreテクノロジーにより最大4.0GHzの動作が見込める。
本体前面の様子。吸気口の前にはカバーが付けられており、前面サイドより吸気する。カバーによりファンの騒音を抑えてくれる |
本体背面の様子。MicroATXサイズながら12cmファンを備え、ケース内の熱をしっかり排気。拡張スロットは4基とも空きとなっている |
映像ケーブルはマザーボードのバックパネルに接続する。USB 3.0も2基搭載し、対応したストレージを用意すれば高速なアクセスが可能 |
本体左側面。カバーには通気口などはなく、すっきりとしている。騒音を抑える効果がありそうだ |
ケースにはメンテナンス性の良さで定評のあるエアロストリームのミニタワーケースを採用。ケース前面が非常にすっきりとしており、USBやオーディオ端子はカバーで隠されている。またケース内へのほこりの混入を防ぐフィルターが備えられており、しかもケースを開けることなく簡単に着脱できるのも人気の秘密だ。マザーボードは若干特殊で、拡張スロットが3基という仕様。とはいえ必要なデバイスは一通りそろっており、本機を選択するユーザーの多くは、ひとまずグラフィックスカードを搭載せずに購入すると予想されるので、大きな問題にはならないだろう。
本体左側面のカバーを開けたところ。必要最低限のパーツで構成されているため、非常にすっきりしている |
マザーボードは拡張スロット3基という特殊なサイズの製品だ。USB 3.0コネクタに空きがあるため、USB 3.0カードリーダーの増設などが行える |
3Dゲームプレイ中は熱を発しがちなため、安価なモデルながらも前面の吸気ファンもしっかり設置されている点がうれしい |
ケース前面吸気ファンには簡単にアクセスできる。ほこり防止用フィルターが取り付けられており、こまめに掃除すればPCの寿命を延ばせそうだ |
必要最低限のパーツで構成されているため、ストレージはHDDのみ。もしさらなる処理速度を求めるなら、SSDを追加するのもいいだろう。eX.computerではSSD増設キャンペーンが行われていることがあり、安価にSSDを追加できるのでオススメのカスタマイズだ。またコストパフォーマンスに優れたモデルながら、メモリにはしっかりとサンマックステクノロジーズ製のDDR3-1600を8GB×1枚採用しているのがうれしい。「RM5A-B61/E」は、必要最低限のパーツで、バランスのいいPCを構成できるのが最大の魅力だ。3月27日現在、本機は6万円台(税別)から購入できる。
Core i7-4770搭載ゲーミングモデルにGTX 770を搭載したG-GEAR「GA7J-E52/E カスタマイズモデル」
「G-GEAR」ブランドの「GA7J-E52/E」は、第4世代のインテルCore i7-4770を搭載したPCだ。Core i7-4770は4コアCPUだがハイパースレッディング・テクノロジーによってWindows上では8スレッドで動作し、動画のエンコードなどで絶大な速度向上効果が得られる。ゲームでの対応は少なかったが、最近は8スレッドを活用できるタイトルも増え始めているため、将来性を考えても選んで損のないCPUといえるだろう。なお、「GA7J-E52/E」は標準ではグラフィックスカード「GeForce GTX 760」を搭載したモデルだが、今回はカスタマイズでワンランク上の「GeForce GTX 770」が搭載され、さらにアクセス速度向上のため、システムドライブには128GB SSDが追加されていた。
本体左側面。CPUからグラフィックスカードの位置まで通気口が用意されており、空気の取り入れに一役買ってくれる |
ケース上部前面側には滑り止めゴムが取り付けられている。スマートフォンなどをPCに接続する際に置き場としても使えそうだ |
ATXサイズのため、ケースはミニタワーモデルと比較すると大きめ。とはいえ、採用されているG-GEARオリジナルケースは、ミドルタワーとしては非常にスリムで高さも抑えられており、すっきりとした外観だ。ケース前面はメッシュ加工が施されており、ファンがストレートに外気を取り込める構造となっている。また側面にも通気口があり、ゲーミングPCらしく熱暴走には細心の注意を払っているのがわかる。マザーボードには定番メーカーとして人気の高いASUS製を採用。万が一トラブルがあっても情報を得やすいだろう。メモリはサンマックステクノロジーズ製のDDR3-1600を4GB×2枚、計8GBを搭載している。
本体左側面を開けたところ。グラフィックスカードはかなり長いため、取り外す場合は注意しよう |
ケース内部の様子。マザーボードには人気の高いASUS製を採用。ケーブルは空気の流れを妨げないよう、きれいにまとめられている |
ストレージは、ホルダーに取り付けてからレールをスライドさせる仕組みを採用しており、着脱が行いやすい。SSD、HDDはともに人気の高い東芝製。東芝製かつ東芝純正コントローラを備えたSSDの多くは、速度はもちろんのこと、使い込んで物理的な破損が起こる前に書き込みを停止するリードオンリーモードを備えており、ぜひともお勧めしたい製品だ。グラフィックスカードとして取り付けられたNVIDIA Geforce GTX 770は、リファレンスファンのモデルではなく、よりGPUを冷やしやすいオリジナルファンモデルが搭載されていた。グラフィックスカードはいまやCPU以上に発熱するパーツで、その冷却はゲームの安定性に直結するため、ゲーミングPCにとって大切なポイントとなる。3月27日現在「GA7J-E52/E」の販売価格は、12万円台(税別)。カスタマイズでGTX 770への換装とSSD追加を行った場合の価格は、14万円台(税別)だ。
SSDやHDDはホルダーに取り付けてから、レールをスライドさせて設置する方式。3.5インチHDDの取り付けはドライバーレスで行える |
搭載されたNVIDIA Geforce GTX 770。ZOTACのオリジナルファンモデルが採用されており、2つのファンで強力に排熱を行う |
SSDとHDDは共に人気の高い東芝製。メーカーがそろえられているとなんとなくうれしいのは筆者だけだろうか |
メモリは品質に定評のあるサンマックステクノロジーズ製。ロープロファイルの製品が使用されており、CPUへ新鮮な空気が届きやすそうだ |
コストパフォーマンスの「RM5A-B61/E」、最新グラフィックスでゲームを楽しめる「GA7J-E52/E」
今回紹介した2台は、ともに3Dゲームを楽しめるPCながらも、ある意味対極にある製品だ。「GA7J-E52/E カスタマイズモデル」は、もともとゲーミングPCとして高い性能を誇るモデルを、さらにBTOで快適にし、ゲームを高品質設定で動かせる、いわば穴のない鉄板構成。対して「RM5A-B61/E」は、余分なパーツを必要とせず、純粋にゲームを動かすことに徹したコストパフォーマンス重視の構成。もちろん予算が潤沢なユーザーには「GA7J-E52/E カスタマイズモデル」をお勧めしたいが、「RM5A-B61/E」も非常に面白いモデルだ。コストを突き詰めて考えたいユーザーや、2台めのゲーム用PC、そして普段はネットや事務用途だがちょっと3Dゲームも遊びたい、といったユーザーには「RM5A-B61/E」の立ち位置が案外しっくりくる。このような予算に合わせた選択ができるのも、PCのいい点だろう。人気ゲームのこれからのアップデートに備えて、PCの買い替えを検討しているなら、多彩なラインナップを備えたツクモのeX.computerで大いに悩んでみてほしい。
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