ハイエンドPCのトレンド“ツインドライブ”仕様
まずはシステムをチェックしてみよう。チップセットは、ハイエンドデスクトップでは定番ともいえるインテルZ87エクスプレスで、CPUはCore i7-4770(3.40GHz、最大3.90GHz)となる。このCPUは、第4世代Coreプロセッサー・ファミリーの中では最高クラスに位置する製品。同CPUの上に倍率ロックフリーのCore i7-4770Kが存在するが、基本的なパフォーマンスは同じで、オーバークロックをしないのであれば、若干コストが抑えられる4770のほうが賢い選択といえる。
メモリはDDR3-1600規格の4GBモジュールを2枚、計8GBを標準搭載する。メモリ8GBあれば、おおよその作業でストレスを感じることはないが、大量の画像ファイルを開いて処理するというのであれば、後述するカスタマイズ対応機「MD7000-i7-SGB」をチョイスし、メモリ16GB、メモリ32GBなどでオーダーするとよいだろう。
注目したいのはストレージ構成。今やハイエンドPCのトレンドともいえるシステムドライブにSSD+データ用ドライブにHDDを用いたツインドライブ仕様となっている。SSDの優れたリード速度によりOSや各種プログラムの起動を高速にし、HDDの大容量により多くのデータを保存できるという寸法だ。プログラムの起動だけでなく、インストール時間を短縮できるというメリットもある。ちなみに光学ドライブはブルーレイの読み書きをサポートしており、BDビデオの視聴、BD-Rへの大量データ書き込みといった用途にも使える(BDビデオの視聴にはHDCP対応ディスプレイが必要)。