「インプットだけでなく、“英語”をアウトプットすることが大切!」

MN:英語でのコミュニケーションを学ぶには何かポイントはありますか?

関谷さん:やっぱり現場に出なければいけないと思います。実際に海外の人と仕事をすると、こちらが丁寧なメールを書いているのに、「OK!」と一行だけのメールが返ってきたりするんですね。そういうやりとりを経験することが大切です。読んだり聴いたりのインプットだけではなくて、実際の場面でアウトプット、つまり話したり書いたりすることを実践してほしいです。

リーディングとヒアリングだけでなく、スピーキングとライティングといったアウトプットが大切というのが両者の共通の認識だ

伊藤さん:いい大学に入るために英語を勉強しますとか、あるいは英検やTOEICで高い点数を取るためとか、それだけの学び方では英語をアウトプットするマインドが身につきませんね。

関谷さん:日本人にとっては「英語=テスト」という図式が強いのだと思います。だから、間違ってはいけないと思い込んでいる。まずはその概念から卒業することですね。私は、英検やTOEICの勉強がムダだとは思いません。英語を話すには文法の基礎が必要ですし、その基礎を習得するには英検やTOEICの勉強も役立ちます。そして基礎を身につけたうえで、人に対して使う経験を繰り返すことが大切です。短い言葉でいいから実際にアウトプットすることを繰り返していけば、英語力は自然と身についていきます。

MN:実際のビジネスシーンで英語を使う場合に役立つアドバイスはありますか?

伊藤さん:たとえば会議では、英語をできる人だけがどんどんと発言して、話せない人は静かにしているということになりがちです。そうならないために、もちろん自分の英語のレベルを上げることが大事なのですが、実際の会話では相手の英語のレベルを下げることがウラ技です(笑)。わからないのにわかったフリをするのではなく、「Just a minute, can you speak a little more slowly?(ちょっと待って、もう少しゆっくり話してください)」と言えば、相手の外国人もゆっくり話したり、やさしい単語を使ったりしてくれます。

関谷さん:あと意外に思われるかもしれませんが、会議ではなるべく最初のほうで発言することがポイントです。この会議で自分の英語力は低いほうだと思ったら、早めに意見を言う。そうすると、この人は参加する意思はあるけど英語力はそれほど高くないので、わかりやすく話そうという雰囲気になります。

MN:私みたいに英語がまったくできない人間が外国人とコミュニケーションをとろうと思ったら、どういう勉強をすればいいのでしょうか?

関谷さん:できないなんてことはないですよ。できないって思い込んだらダメ!(笑)

伊藤さん:そうですよ。現在はインターネット上に無料のものがいっぱいありますが、初心者ほど自己学習だけで上達するのはハードルが高いと思います。すぐ飽きてしまうし、わからないところをその場で質問することもできない。やっぱり私は、ちゃんと先生から教えてもらうのがいいと思います。先生がいることで、英語の勉強を引っ張ってくれるんですね。サポートする人がいれば、英語の習得は確実に早くなります。

MN:失礼しました。「できない」なんて思わないようにします(笑)。では、最後にうかがいます。いま20代や30代のビジネスパーソンが、このまま日本語だけで定年まで迎えられると思いますか?

関谷さん:迎えようと思えば迎えられるでしょう。ですが英語を勉強することで、もしかしたらもっと楽しい経験ができるかもしれない。また、先ほど話に出たように自分の会社でいつ英語が必要になるかわかりませんし、いまの小学生や中学生は、会社に入る頃には英語がペラペラになっている可能性もあります。あなたが上司になったとき、自分は話せないのに部下はみんなペラペラ……という状況を迎えるかもしれません。そういう未来も想像してみてはどうでしょうか。

伊藤さん:グローバライゼーションが来るよ来るよとずっと言われているのに、なかなか来ない……と感じている人は多いと思います。ただ、グローバライゼーションは来るものではなくて、自分からつかんでいくものです。そういうマインドを持っていれば、やっぱり英語は必要になるでしょう。

英語のコミュニケーションについて熱く語ってくれた伊藤さん(左)と関谷さん(右)。ありがとうございました!

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