さて、15.6型ワイド液晶サイズが、なぜ日本市場でノートのメインストリームとなっているのだろうか。その最大のポイントは「大きすぎず、小さすぎず」ということだろう。前述したように、モバイルサイズのノートは画面が小さく感じられたり、キーボードが小さく変則的な配置だったりすることがある。加えて最近は、ボディをスリム化するにあたり、キーストロークが犠牲にされている場合もある。接続インタフェースが極端に少ないマシンも珍しくない。
その点、スタンダードサイズのノートはそういった制約を受けにくい。同機もその例にもれず、標準的なキーボードが採用されストレスを感じることなく打鍵できる。ピッチやストロークはメーカーから公表されていないが、複数のキーを同時に押してしまいにくいアイソレーションタイプになっている。また、インタフェースも豊富でUSB2.0が2基、USB3.0が2基、映像出力はD-Sub15ピンとHDMI出力という構成だ。液晶ベゼルの上部にはウェブカメラも搭載され、ビデオチャットなどにも活用できる。
左サイドにLAN端子、D-Sub15ピン、HDMI、USB3.0×2を装備。右サイドにはオーディオ入出力、USB2.0×2、光学ドライブ、ケンジントンロックと並ぶ。メモリカードスロットは前面に備えている |
扱いやすいサイズももちろんだが、コストが抑えられるのもスタンダードノートの特徴だ。モバイルノートは小型化・軽量化のために特殊な部材やモジュール、基板を用いなければならないが、スタンダードノートは部品を共通化しやすく、その分コストを抑えやすい。15P5000-i5-TRはその典型ともいえる製品で、必要十分なパフォーマンスながら59,980円~という購入しやすい価格となっている。冒頭でも述べたように、低予算でXPからWindows 7に乗り換えたいのなら、まさに最適なスタンダードノートなのだ。
15P5000-i5-TRのおもなスペック | CPU | Core i5-4200M(2.50GHz、最大3.10GHz) |
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チップセット | インテル HM86 Express |
メモリ | 4GB(DDR3L 1600) |
ハードディスク | 500GB(シリアルATA) |
光ドライブ | DVDスーパーマルチ |
グラフィック | インテル HD グラフィックス 4600 |
ディスプレイ | 15.6型ワイド液晶、1,366×768ドット |
LAN/無線LAN | 1000BASE-T/IEEE802.11b/g/n |
バッテリ駆動時間 | 約4時間20分(JEITA測定法) |
サイズ/重量 | W374×D252×H14/25.4mm/約2.2kg |
OS | Windows 7 Home Premium SP1 64ビット |
販売価格(2013年12月下旬現在) | 59,980円(構成例) |
(マイナビニュース広告企画)
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