子供のころから数えると20年を超える自転車歴がある筆者だが、意外と学ぶ機会が少なかったのが自転車のルールとマナー。法律的には“軽車両”と位置付けられているが、免許の必要もなく乗れてしまうため、そのルールは残念ながら見過ごされがち。そのため知らずにルール違反を犯すことも十分に考えられる。この機会にしっかりと覚えて、スマートに自転車を乗りこなしたいところ。

「ルールとマナー」ページには、全国共通のルールと各地域のルール(条例)が学べる「自転車の法律と条例」、自転車事故のリスクと、それを補償する保険について学べる「保険もマナーの1つです」、アニメ動画をもとに家族みんなで自転車のルールとマナーが学べる「こぐまの自転車マナー教室」と3つのカテゴリーが用意されている。

「ルールとマナー」自転車事故のリスクと保険を学べる「保険もマナーの1つです」。

「自転車の法則と条例」全国共通ルールのほかに、47都道府県それぞれに決められた自転車ルールが閲覧可能。(一部の地域については、順次展開予定)走行する地域のルールを学んでおきたい。

せっかくの楽しい自転車ライフを「ルールとマナーで縛りつけるの?」とお怒りの方もいるかもしれないが、自分と相手を守るために必要なことなので、自転車に乗る前にぜひ目を通しておいてほしい。

ちろんすべてに目を通してほしいが、特に「保険もマナーの1つです」には自転車に乗るにあたり想定されるリスクがが記載されているので、これだけでも覚えて身を引き締めたい。

「こぐまの自転車マナー教室」脱力系アニメ「秘密結社鷹の爪団」を担当したスタッフが制作した自転車ルールを学ぶためのアニメ「こぐまの自転車マナー教室」。シュールな仕上がりは子供だけでなく大人も楽しめる

現在地周辺のコンビニ、駐輪場が表示できる

愛車のデータ登録も済ませ、自転車のルールも学んだところで、いよいよ出発! そこで使いたいのが「施設検索」機能。インストールされている地図機能を使った目的地検索はもちろん、現在地付近の「駐輪場」、「コンビニ」、「自転車ショップ」、「レンタサイクル」などシティライドに役立つ4つの施設が検索でき、アイコンを地図上に表示することができる。自転車に乗ればお腹が空いたり、水分を欲したりするは当然。すぐに近くのコンビニで食料を補給できるのはとてもうれしい。

自転車ショップでショッピングを楽しみたい、自転車のメンテナンスをしてもらいたいなどの時には「自転車ショップ」検索が役立つ。深刻なトラブルの時にもこれを役立てることはできるが、その場合は別のページ「ロードサービス」を利用するとよいだろう(詳細は後編にて)

現在地周辺のコンビニ、駐輪場等が表示できる。写真はJR田町駅周辺。

実際にアプリで検索した駐車場に自転車をとめてみた。路上駐輪は歩行者などの邪魔になるだけでなく、盗難のトラブルも起こりやすい。駐輪場に停めておけば、自転車のことを気にせず、ゆったりとカフェも楽しめる。

このアプリを使ってみて、忘れていたマナーやルールに気づかされ、改めて「慣れ」の怖さを感じた。はじめは初心者向けと思ったが、ベテランライダーにも十分役立つアプリだった。街中に長時間駐輪するのは不安なものだが、アプリを使い駐輪場を検索できるので、今以上に気軽に安心してシティライドを楽しめるかもしれない。

続く後編ではライディング中にトラブルが起きた場合の、アプリを使った対処法などを紹介していく。

(今雄飛)

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