スタイリッシュなデザインと堅実なパーツ構成

SL5010-i3-QGM

Windows XPのサポートが2014年4月8日に終了することが、さまざまなメディアで叫ばれている。なぜ、これほど数多くのメディアが執拗にこの話題を取り上げているのかというと、サポート切れのOSを使い続けることははなはだ危険だからだ。XPは4月以降、セキュリティホールが発見されても修正パッチが配布されない。この状態でPCを使い続けることは、企業はもちろん個人においても非常に危険な状態なのだ。ここで紹介するiiyamaの「SL5010-i3-QGM」は、そんなXPのリプレイスに最適なマシンといえる。

では、マシンを具体的にチェックしてみよう。まず外観についてだが、ブラックを基調にシルバーラインのアクセントが利いたフロントフェイスになっている。派手すぎず落ち着いたデザインなので、個人利用はもちろんのこと、オフィスに導入するクライアントPCとしてもシックリとくるだろう。なお、フロントパネル右上のパネルを開くとUSB×2、オーディオ入出力ポートにアクセスできる。


シックなデザインのフロントフェイス。背面にはDVI、D-Sub15ピン、USB3.0×2基などを備える。拡張スロットはロープロファイル対応だ。フロント右上のカバーを開くと端子類にアクセスできる

こうしたスリムタワーの最大のポイントは、省スペースで設置できること。ミドルタワーほどの拡張性は望めないが、新たにデバイスを追加しないのであれば、設置面積において有利だ。また、同機の場合、縦置きにも横置きにも対応し、フレキシブルに設置できる。冒頭で“XPのリプレイスに最適”と称したが、スリムタワーであることがそれに関わっている。というのもWindows XPがリリースされていた期間、スリムタワーはデスクトップのメインストリームといえるほど人気が高かったため、相当数のユーザーがXP搭載のスリムタワーを使っていることだろう。それをそのまま置き換える意味でも同機はうってつけなのだ。

吸気口のある面を上にすることで横置きに対応。もっとも広いエアインテークには防塵フィルターが取り付けられている