2014年4月から消費税率が引き上げられる。現状の5%から8%へ負担が増えることになり、市民にとっては頭の痛いことがすぐ目の前に迫っているのだ。国政上しかたないとはいえ、けっこう厳しいという人も多いのでは……。この原稿を書いている時点(2013年11月)では、税率アップ前に欲しいものをそろえておこうと、世の中は駆け込み消費の真っただ中でもある。
実際に「消費税率引き上げ前に購入・消費したい商品・サービス」(※)を見てみると、1位は住居関連(住宅関連、家電、インテリアなど)で23.3%、2位は通信・メディア関連(携帯、パソコン、書籍、各種ソフト、ダウンロードサービスなど)で13.1%となっている。
確かに筆者の友人からも、自宅を建て替える、家具を新調するといった話をよく聞く。PCを買い替えるという人も多く、私自身も新調しようと画策中だ。厳しい状況ではあるが、冬のボーナスという希望もある。このボーナスを有効に使って、いかに賢く消費税率引き上げに備えて買い物しておくか……これが最大の焦点なのだ。
CPU | インテル Core i7-4770 |
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チップセット | インテル Z87 Express |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 128GB SSD/2TB HDD |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 760 |
OS | Windows 8.1 64bit |
価格 | 129,990円(税込) |
ボーナスを利用して賢く備える
冒頭で紹介したとおり、PC関連製品は税率アップ前に買っておきたいものとして注目されている。では、実際にどのようなPCを購入すればいいのか。考え方はいろいろあるが、ここでは税率が引き上げられたあとでも、長く利用できるPCという観点からポイントを絞っていこう。
まず考えなければならないのはPCのパーツ選び。増税前の現時点で、すでに性能の進化がブレイクポイントを超えている、そして増税後も長期間に渡って性能が見劣りする可能性が低い、パーツを選んでPCを組むことだ。
例えば、HDDからSSDへと進化したことで、大幅に性能アップしたストレージデバイスで考えてみよう。このような大幅な進化が、再度すぐに訪れる可能性は低いといえる。ほかにもCPUなどは、もはや製造技術の進化が物理学のレベルで頂点に近づきつつあるといわれており、今いいものを購入しておけば、長期間見劣りすることなく使用できる可能性が高い。
こうしたパーツを選んでおけば、増税後も性能に不満が出て、すぐに買い替えたくなるという懸念は少なくなる。そのため長期間利用でき、結果として支払うコストも低く抑えられることになるのだ。
こう考えると、パーツが自在に選択できるBTOパソコンは有利だ。マウスコンピューターのBTOは、ベースとなるモデルがすでに用意されているので、気に入った機種を選び、必要なパーツを組み換えるだけで自分好みのPCが作れる。もちろん、メーカーサポートもあるので長期間の利用には最適だ。
ここでは、コストパフォーマンスに優れ、長い間愛用できるパーツ構成を考えていきたい。